真夏の着物、暑さ対策に保冷剤☆冷たさ長持ちの術の巻
星わにこ
2015/08/05 00:00
毎年どんどん夏の暑さが厳しくなっているような気がする今日このごろ。例年扇風機をまわしてしのいでいたのが、今年はがっつりエアコンのお世話になっております。
先日は初盆で田舎に帰ったのですが、山の中の一軒家で夜になると涼しかったのが、しっかり暑くて参りました。やがて日本全土が亜熱帯になってしまうのか! そんな中で、夏着物を着るというミッション(?)にはやはり対策が必要ですよね。
ケーキなどを買う時についてくる小さな保冷剤を手拭にくるんで、帯の下に入れて出かけるのですが、結構あっという間に冷たくなくなってしまうのですよね。生暖かい保冷剤を身につけていても重いだけ(涙)。
対策としては、小さめの保冷バッグの中にいくつか保冷剤を入れておいて、溶けてしまったら交換したり。あとは、保冷剤を直接首筋の太い血管部分にあてると顔のほてりがすっとひきます。
駅まで急いで電車にのってほっと一息、そんなときにこの保冷剤手当をすると効果テキメン。
ハンカチにくるんで胸元にいれても汗がひきます。扇子でバタバタバタバタするよりも、そっと首筋や胸元に手をあてていたほうが、見た目も涼しげですよね。
いち利モールでもおなじみの和装小物・たかはしの女将も保冷剤愛用とのこと。使い方を伺うと、小さな銀色のアルミ保冷シートに、保冷剤を入れ、満点腰スッキリパッドの中に入れて装着するのだそう。
銀色の保冷層が重なった部分を体側にあてると、半日は冷たさが持続するそうです。より体に近い部分なので着物の上からあてるよりも冷たさもしっかり感じられますし、腰スッキリパッドには外側に防水布が貼ってありますから、保冷剤から出た結露の水滴が着物や帯にひびくこともありません。
これはイタダキ!アイデア! 帯の下や胸元に入れる場合にも応用がききますね。その場合にも、てぬぐいやミニタオルでくるんで、着物や帯に水滴がつかないようにしてくださいね。
炎天下、ちょっと長い時間歩かなければならなかったりする時など本当にこの保冷剤の冷たさがありがたいものです。
荷物にはなりますが、熱中症で倒れたりしないためにも、水分補給のペットボトルや水筒とミニ保冷剤は、真夏の必須アイテム。プラス日傘、扇子、てぬぐいで炎天下夏着物のおでかけを乗り切りましょう!