まだ12月なのに本当に寒いですね。大雪で大変な思いをされている方もいるのではないでしょうか。大きな被害がでない事を祈っております。
でも、冬来たりなば春遠からじ。春の準備は実は始まっているのですよね。
もうすぐ新春!ということでお正月のコーデを妄想してみました。初春の梅をイメージして、梅尽くし。
梅は、どの花よりも早く咲いて、その香りで春を告げる縁起のよい花。高潔、清純、忍耐などの象徴に例えられ、実を結ぶことから大願成就の樹としても愛されてきました。迎春にぴったりの清々しいモチーフです。
そしてお正月!ということで景気よく(笑)贅沢なお値段のものから妄想してみました。いつもは商品を探す時「価格の安い順」で見ているのですが、今回は「価格の高い順」で検索しちゃいました。これだけのことですが、なんか贅沢~という気分に。安上がりな私です(笑)
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着物は憧れの友禅工房のはまやの小紋。艶やかな紺藍色に手描きの花が艶やかに咲いていて、訪問着にも負けないような豪華さですね。帯は老舗「京藝」の、手彫りの版木を使用したという柄ゆきは、手仕事ならではの奥深さがありますね。
どちらも厳密に梅そのものでなくても、梅に見立ててあわせてみました。小紋の柄は良く見るとバラのようですが、遠目でみれば梅にも見えなくもない‥‥梅はバラ科だし‥‥と自分の中で妄想(笑)。
帯締めは梅紫。帯揚は輪出しの絞り部分を梅に、半襟は七宝の刺繍を一輪の梅に見立てて。お正月なので、梅紫の伊達衿を挿してもいいかも。
松や竹の小物をプラスして、松竹梅にしてもいいし、もう少し春が近くなったら鶯(うぐいす)の小物を足せば「梅に鶯」。春に向かってうきうきします。
梅にはいろいろな意匠があり、写実的なもののほかに、ざっと思いつくだけでも、ねじり梅、利休梅、光琳梅、梅鉢、梅鶴‥‥。着物や帯にもたくさん使われていますから、手持ちのものから探すのもまたひとつの楽しみです。
他にも干支やお正月の縁起物を帯留などでプラスするのも、年に一度のお楽しみ。初詣やお正月のおでかけは思いっきり華やかに装いたいですね。
着物のお誂えは自分の好きな寸法にしてもらえるのも嬉しいところ。なかなかできませんが、こういう贅沢なよそいき小紋などはちょっとお袖を1寸くらい長くしてもドレッシーで素敵ですよ。
寒い寒い雪の下で、春に向けて花咲く力を蓄える梅を見習って、たくましく冬を乗り切りたいものです。