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妄想コーデ★今年の流行色スモーキーパステルに挑戦の巻

星わにこ
2014/04/16 00:00
まだまだあちこちに名残の桜が楽しめる東京、ソメイヨシノだけが桜じゃないですね。 そして、ふと地面にも目をやると、小さな花がたくさん咲いています。わにこ家の庭でもノミノツヅリやタンポポが満開で可愛いです?(草取りしろ)  小さな花を見ていると、洋服では常にジーンズでフワフワ・ヒラヒラしたものに縁のないわにこですが、花柄のワンピースとかが似合ったなら、人生違ったかなぁなんて思うことがあります。。。遠い目。。。 さてここからが妄想タイムです(笑)  若い頃は、黒や紺などのモノトーンばかりでしたが、年齢を重ねて本人に若々しさが失われてきたいせいでしょうか(涙)、このごろ、綺麗な色を身につけてみたいな?と思うようにもなってきました。  今年の春のトレンドカラーは、少し落ち着いたトーンの「スモーキーパステル」だとか。ピンクや黄色、薄いグリーンやペールブルーなど淡い優しい色の服がウインドウに並んでいますね。 そんな気分も手伝って、今日の妄想コーデは「春のロマンチック小花コーデ」です。 http://bit.ly/1gYwkID  甘いパステルピンクの着物、小花も飛び柄だと照れが少ないかも。 少し抽象的な小さなバラの帯は、濃い色の着物にもピッタリ。これからの季節大活躍しそうです。 水色の桜刺繍半襟、クローバーの帯揚、苧環の帯締でピンクをちょっと引き締めて。 ピンクと水色の組み合わせは乙女の定番ですよね。  元気な色、キリっとした色もいいですが、時にはパステルに包まれて癒されたい?   洋服ではちょっと恥ずかしくて着られない花柄や淡いロマンチックな色柄も、着物だと不思議とチャレンジしてみたくなるのは何故でしょうか。 うーん、こんな着物を着てうららかなお天気の中お散歩したら、優しく穏やかな気持ちになれるかな。 眉間のシワも消えそうです~(笑)。 はっ、私には癒しが足りないのかもっ!  着たい着物って、もしかしたら体調や気分のバロメーターなのかもしれませんね。  春うららの妄想コーデタイムでした。 ================================== ▼スモーキーパステルのコーデ3選▼ http://bit.ly/1hJjynn 小紋(ぼかし):ベージュ&西陣八寸名古屋帯(帯屋捨松) http://bit.ly/1kZ8chj 小紋(水玉ぼかし):ピンク&西陣九寸名古屋帯(岡文織物) http://bit.ly/1kvxzED 小紋(梅鉢):薄い水色&西陣九寸名古屋帯(木原織物)

羽織の着用時期の目安って?

星わにこ
2014/04/09 00:00
 羽織の着用時期についてのコラムです。 ================== 今年はあっという間に桜の見頃が去ってしまったような気がする東京ですが、花吹雪やピンクに染まる地面や水面も、まだまだ名残を楽しませてくれています。桜を追いかけて北に旅してみたいわにこです。  もう入学式も終わった頃でしょうか。 あちこちで新一年生と親御さんをみかけると、思わず顔がほころびますね。 また今年もママ友の着付けをお手伝いしましたよ。晴れの日のお手伝いができるのは、本当に嬉しい!   新しい学校、新しい環境。うちの子どもも、クラス替えがありちょっと興奮気味に帰ってきました。 これからはじまる1年間、子どもたちには楽しい学校生活を送ってほしいです。 もちろん、社会人もですね(^^)  さて、桜が散るのと同時に日中の温度がぐっとあがり、そろそろ袷の羽織には手が伸びなくなってきました。  袷の羽織を着るのは「楓が色づく頃から、桜が散る頃まで」とよく言われます。 秋から春までの長い活躍も、そろそろおしまい。単の羽織や、もう少しして5月に入れば薄物の羽織もちりよけやお洒落で楽しめます。  羽織も好きですが、暖かくなってくると、帯付きの軽快な姿で歩きたくなりますよね。  着物を着始めて、最初「帯付き」という言葉を聞いた時、何の意味かわかりませんでした。 要は羽織や道行などの羽織りものなしで、帯が見える状態のこと。  そして「帯付き」で出歩くなんて失礼よ、というようなことも耳にしました。 帯を見せて歩くのははしたない、とか、礼装を着たら道行などを着て訪問先まで汚さないように行くのがマナーだとか、いろいろ言われることもありますが、それは昭和も半ば過ぎくらいまでのことだとか。  一般的に、今は帯付き姿で出歩いてもマナー違反ではないと言われています。 あとは、個人の感覚ですね。一部のしきたりが厳しい世界では、いろいろ言われることもあるようですので、気になった時には身近な方に聞いてみるとよいでしょう。  普段着物を楽しむ分には、暖かかったら着なくてもいいんじゃない? と私は思います。 もう少し暖かくなってきて、帯付き姿を見かけると「ああ、季節が変わったなあ」と、爽やかな風を感じます。  一方、薄物の羽織やレースのちりよけも、素敵なんですよね?。さらりと羽織っている方を見かけると「おっ☆上級者!」と目で追ってしまいます。透け感が、目に涼やかでうっとりします(実は着ている本人の体感的にあまり涼しくなくても、です(笑))  着物ほど厳格に衣替えが決まっているわけではない羽織りもの。 だからこそ、季節と感覚を大事に、気持ちよく着こなしたいですね。  ……とここまで書いてちょっとだけ。前回の「花の季節」についてもそうですが、いろんなルールは知識として一応頭の片隅に入れておいてソンはなしという程度でいいと思うのです。 なにか言われても、あとは「好きだからこれを着ています!」ってニッコリ笑って楽しく着たもの勝ち(^^)v   ルールを楽しむのも着物の醍醐味ですが、でもやっぱり着た時楽しくなくちゃ自分にとってのお洒落=ヨロコビじゃない気がするのです。ルールにとらわれすぎずに、どんどん着物を楽しみましょう!

桜の着物はいつまで着られるの?

星わにこ
2014/04/01 00:00
いよいよ新年度! 消費税もアップしましたね。。。昨日、郵便局で可愛いうさぎさんの2円切手を10枚買ったわにこです。  そして、東京の桜はまさに満開! 一気に春がやってきたような気がします。 毎年この時期になると、ああ、桜の着物が欲しいなあと思うのですが、あまりに美しい桜の花を見ていると、見ているだけで十分な気もしてきて結局まだ「桜の季節にしか着られない着物」は持っていない私です。  桜は国花だから、通年着てよいという説もあります。本人がそれを踏まえてお似合いであれば、問題なし。宇野千代先生のようにトレードマークだとか、名前に「桜」がつくなど本人ゆかりのものというのだったら、いつでもよいでしょう。  また桜の花だけでなく、牡丹や菊などの四季の花々が1枚の着物に一緒に描かれているものならば、季節を問わずに着られます。  ただ、花だけでなく樹や枝が一緒に描かれている「具体的」な桜だけの着物や帯だと、やはり季節にあわせて着たほうがよいとされています。梅なども同じようです。  桜の帯は1本だけあります。去年はその名も「桜花亭」という、代々木のオオリンピックセンター内にあるお茶室で散り際の桜を眺めながらのお茶の会で、色無地にあわせました。 桜の花びらが織り出されているものなので丁度舞い散る桜の中で着られて嬉しかったです。桜で染めた帯揚に、桜色の帯締めは、この時期にすると自然と顔がほころぶような気がします。  そういった、季節を感じる喜びのようなものは、着物を着るようになってから特に楽しめるようになってきました。自分だけでなく、季節を先取りしたり、ピタっとあっている着物は、周りの目も楽しませてくれるものだと思います。  そして、何月何日から何日までがコレ、という決めつけも、季節の花にはありません。桜前線も1ヵ月くらいをかけて北上していくもの。自分がその時にいる場所で、ちょっと上を見上げて桜の樹とおはなししたり、足元の花たちと相談しながら決めるのが一番ですね。 東京の場合ですが、大体の目安として春から初夏にかけては 3月 菜の花、たんぽぽ、桃、木蓮、すみれ、桜 4月 桜、チューリップ、藤、牡丹、つつじ 5月 牡丹、つつじ、薔薇、鉄線、菖蒲、あやめ、芍薬 6月 紫陽花、螢袋、百合、夏椿、露草 などなど、心に留めておいて、そろそろ咲くかな?というお花に、注目!するようにしています。 それには、日々の行動範囲でのフラワーウオッチングが物を言います。 公園や花屋さんは言うに及ばず、他所様のお庭もいい仕事をしてくれます(笑)。 日当りが悪い場所など時期遅れで咲くこともあるので、時期外れかどうかもちょっと気に留めたいですね。  一方で、この日にはこれ、というようなものもあります。例えば「桃の節句に桃の着物」「五月の節句に花菖蒲」のように、例え外に桃の花が全く咲いていなくても、ああいいね、ピッタリだねというものもあったりします。そういうお約束も、着物の愉しみのひとつだと思います。  春には一斉に花が咲きはじめます。そのお花を写した着物や帯があったら、そろそろ咲き始めるかな?という先取りの時期からOKで、もう散ってしまったら着ないのがよいと一般的に言われています。  折々の花や季節のモチーフのものは、本当に着る時期が一瞬なものもあり、多くても週に1、2度程度の着用機会だと、ああ、今年も着られなかった‥‥というものが出てきます。 私の場合は、木蓮。  結婚して最初に住んだ古い貸家の庭に大きな木蓮の木があり、その花を二階の窓から眺めるのが大好きでした。着物を着るようになり、リサイクルで出会った木蓮の着物や帯を買いました。 とても具象的なので(笑)いつか木蓮の花の下で着たいと思っているのですが、毎年雨が降っただの忙しかっただので逃して、未だに一度も着ていません。  東京は先日の春の嵐で木蓮の大きな花は随分散ってしまい、今年もだめだったなぁ?とため息です。また先の楽しみができたと思って、とっておきます(笑)。 今年も出番なし(;;)  本当にこう考えるとお洒落着としての着物って贅沢なものですね。  着物を着ることは、季節を知ること、たのしむこと。柄もそうですが、色も、素材も、組み合わせは無限大。 悩ましいけど、それが面白い。  わからな?い! 面倒くさ??い! でも着た?い!(笑)  そんなことばかりですが、今年もまた春がきて、春の着物が楽しめることに感謝です。 ========★========★========★ いち利モールで お花の着物や帯見てみよう♪ ・小紋(あやめ柄) http://ichiri-mall.jp/ap/prd0103135001.html http://ichiri-mall.jp/ap/prd0103135003.html ・博多八寸名古屋帯 アールヌーボー(あやめ) http://ichiri-mall.jp/ap/prd0238546006.html ・博多紋八寸名古屋帯(薔薇) http://ichiri-mall.jp/ap/prd0219028000.html http://ichiri-mall.jp/ap/prd0219030000.html http://ichiri-mall.jp/ap/prd0219029000.html

ハンドメイド好き必見!らくちん帆布バッグを自分仕様にカスタマイズしてみようの巻

星わにこ
2014/03/26 00:00
一気に暖かくなってきて、さくらのつぼみも膨らんできましたね!  ほんのりピンクの蕾を見ると、ワクワクします。 家の近くの小学校の横の桜が本当に綺麗で、子どもが生まれてから毎年そこで写真を撮っています。毎年毎年、春になると、いろんなものが動き始め、新しく替わり、嬉しさと同時に寂しさもわっと湧き出します。 あと何回桜の花を眺められるかな、なんてことも考える年齢になってきました。大好きな花です。  桜は、日本人にとっては特別な花なのかもしれませんね。  さて、なんだか手作りネタが続いていますが、いろんなものを見ると、これ、自分で作れないかしら‥‥とか、ちょっと手を加えられないかしら‥‥とか思ってしまう病のわにこ。 そんなわにこのハンドメイド魂に火をつけたのが、いち利モールさんの「らくちん帆布バッグ」。 http://ichiri-mall.jp/lp/kitukebag/  いち利の着付け教室の生徒さんで、洋服のパタンナーをされている方が考案されたものです。  だってコレ、まさにキャンパス! 好きなようにして??と私に語りかけてきました(妄想)。 さっそく入手して、いろいろ考え……リキテックスで絵を描くのもいいけど、それはいつでもできるので(笑)今回は、ちょっと違うことをやってみたいと思い立ちました。 本体のほうは、畳んで収納できるのがミソなので、畳む時に邪魔にならない方法で、可愛くならないものかな?。。。 そうだ!! フエルト刺繍はどうだろう?  ということで早速キモトモでもあります、フエルト作家のナガヌマミワコ先生のところに教えを乞いにいってまいりました。 ★用意するもの→羊毛、フエルティングニードル、大きめのスポンジ、あれば指カバー(針が指に刺さらないよう) 最近は、100円ショップでもフエルト用のニードルが売っているようです。 「おもむくままに好きなように刺せばいいのよ?」という先生のおおらかな指導に従い(笑) 型紙なども作らず下絵も描かず、いきなり刺し始めるわにこ(乱暴)。  まず、刺す部分の下にスポンジを置いて台にします。 そこに羊毛をすこしづつ手に取ってくるくるっとまとめ、好きな形に整えて、布に刺していきます。 帆布バッグは少し厚手なので、高速でブスブス刺すと針が折れてしまうこともあるので、優しく、でもしっかりと刺します。ポケット布などと二重になっているところは刺繍できないので、帆布が1枚だけのところに刺繍をします。 プスプスと針を刺す感覚が面白く、無心になれて楽しい!!  羊毛の上から針を刺すだけで、羊毛が帆布にからんでくっつくのです。色も混ぜたり、自由自在です。  刺したモチーフがバッグにくっついて離れなければそれでOK。 あまり分厚くすると剥がれやすいので注意です。刺し終わったら、帆布の裏側の、フエルトが少し見えているところに、薄めた手芸用ボンドをつけて乾かすと、よりはがれにくくなります。  桜の花をモチーフにちくちく刺して、刺して‥‥。 フエルトのふわふわでほっこり気分\(^O^)/  ピンクで気分がほんわかです。へたっぴながらも、1時間足らずで、こんな風になりました。 桜の濃いピンクの部分は、あとから足したものです。 モチーフの大きさや形も、かなり自由がききそうです。 もちろん、折り畳んでも大丈夫なので、中の大きな本体にも、いずれ刺す予定‥‥ ですが桜が散る前になんとかしたい(汗) ワニと桜を刺したいな‥‥なんて妄想ばかり広がっております。 出来上がったらまたお披露目させてくださいね(^^) 肝心のらくちん帆布バッグの使い心地ですが、まさにこういうのが欲しかった!  という普段使いにウレシイバッグ。 なにしろ軽いのがいい!  肩にもかけられるので持ち運びもいい感じです。 私は、着物や帯は風呂敷につつんでからバッグインしていますが、上から布がかけられて中身が見えにくいのも嬉しい工夫ですよね?。 リキテックスでペイント、ビーズ刺繍やスワロでデコでキラキラもいい! 腕に覚えのある人は、本格的に染色してもいいかもしれません。 とにかく、ハンドメイド魂の持ち主なら、燃え上がらずにはいられないこのらくちん帆布バッグ。 使い勝手もよいし、なにしろお値段がお手頃です(これも重要(^^;)。 ぜひカスタマイズして、自分だけのバッグを作って下さい!  デコバッグ部に入りませんか? (なにその部) 作品、見せていただけたら嬉しいです?。  わたしも、頑張ります\(^O^)/ 今回フエルト刺繍を教えてくださった ナガヌマミワコ先生のサイトはこちらです。 http://woolhandwork.com/ ============★============★============★ いち利モール決算セール開催中! 増税前にお買い忘れありませんか? http://www.ichiri-mall.jp/ ★ほし わにこさんご紹介の着付け教室の生徒さんの声からうまれた 帆布バッグもセール価格になっています (好評につき色はホワイトのみとなりました) http://ichiri-mall.jp/

変幻自在!1枚の色無地を着回すテクニック

星わにこ
2014/03/19 00:00
最初に作る着物として、一つ紋付の色無地を勧められたことがある方は多いのではないでしょうか。 略礼装として結婚式にも出席できますし、またお茶をやっていればこれほど便利な着物はありません。大抵のお席でOKです。色が寒色系なら喪帯を締めれば法事などで、略喪服としても使えます。  七五三や入学式・卒業式は子どもが主役ですから、訪問着などより少し控えめな色無地は スーツ感覚でピッタリです。ザ☆お母様着物を妄想してみました!  お祝いの意味も込めて二重太鼓となる袋帯でコーデしましたが、古典柄で金糸・銀糸の重めの名古屋帯もアリかと思います。 http://bit.ly/1qRT715 地域や学校にもよると思いますが、今はとても着物を着るお母様が減っています。 でも、形の流行がなく多少の体型の変化も受け入れてくれる(笑)着物は、本当に重宝! 私も20代のときに作ってもらった色無地を今でも着ています(体重は……か な り 増量していますw)。 20年前のスーツは……いろんな意味で着ることは無理。そう思うと、高い買物ではないと思います。 卒業式と入学式が重なるこのシーズン、母の立場としては、1枚の色無地を「卒業式仕様」「入学式仕様」で着回しを考えてみました。悉皆に出すのも1枚で済んでお財布にも優しい!(主婦の智恵) 昨年の卒業・入学式で、ママ友のコーデと着付けをお手伝いしました。 色無地と袋帯は同じもので、卒業式はお母様から譲られた黒羽織とあわせて、帯揚・帯締めも少し控えめな色のものを。 入学式は、春!お祝いの気持ちで、桜色の伊達衿に明るい色の帯揚・帯締めで、帯付で華やかな袋帯を見せて。 写真は照明で色が違って見えてしまっていますが、同じ着物と帯のコーデ違いです。羽織一枚でも随分違って見えますし、帯を替えればまたガラリと印象が変わります。 また、いち利モールさんの『VIVID COLORs』のシリーズは入学・卒業の主役が、袴などと合わせるととても素敵ですね~! せっかくのお誂えですから、少しお袖を長くするとよりお嬢様らしくて、華やかになります。「まるでドレス」というコピーがついていますが、洋服感覚の鮮やかな色が若い人のお肌をひきたてそうです。 色無地は、模様がない分、色と地模様が勝負です。色は単色ですので、その人に合う合わないがきっぱり分かれます。顔映りのよい色を選びたいですね。また意外と地紋が目立ちますし、生地の光沢も違いますので、実際に見てみたいもの。「触って選べる」サービスがありますから、ぜひ試して下さい。 色無地は模様がなくて物足りない、のではなく、こういう楽しみ方ができる変化自在な着物なので、コーデの楽しみは無限大! 私は大好きです。イロムジニストです(何それ)。 また準礼装の一つ紋の色無地でも、格式張りすぎるかな、というような場所には羽織で隠して行ってしまうこともあります。だって、色無地はどんな派手な羽織とも喧嘩しないですから! 今は、決算セールで色無地もプライスダウン中! この春、お気に入りの色無地を手に入れてみませんか? ========★============★ いち利モール決算SALE好評開催中 http://www.ichiri-mall.jp/ ※色無地コーナーはこちら♪ 12,600円~ http://ichiri-mall.jp/ap/icAC/so4/iq36/page1.html

オリジナルかんざし作りに挑戦の巻

星わにこ
2014/03/12 00:00
東日本大震災から丸3年。昨日3月11日は、日本中の人がいろんな想いを抱えて過ごされたと思います。  私は、クリエイター仲間と開催したチャリティアートマーケットに参加していました。 売り上げの半額を親を亡くした被災地の子どもの就学を支援している「みちのく未来基金」へ寄付するという目的で、女性クリエイターたちが自分の作品を販売したり、作品づくりのワークショップを開いたりしました。  会場のギャラリー&カフェに飾られた桜の前で、その場にいた参加者の皆と黙祷を捧げました。 簡単には治らない。長くかかる、傷が癒える時間。桜を見ると、あの春の気持ちを思い出します。    2011年の春から続けている活動ですが、通販だったり、時にはきものに関する催しだったり、そのときどきできることを、できる人がという形で続いています。 自分のできることをできるだけ、忘れないで長く続けて参加できればと思っています。  こういうイベントでは、作家さんと直接話ができるのも楽しみのひとつ。 今年は、好きなチャームやパーツでアクセサリーを作るオーダー販売があり、シルバークレイパーツや、ビーズ作品、つまみの布花や絹糸のタッセル(房)など、いろんな人が作ったパーツを好きなように組み合わせてアクセサリーを作ってもらえるというので、早速お願いしました。  房大好き!の私は、ビーズボールに房を組み合わせて、優しいさくらのぼんぼりのような飾りにし、かんざしパーツに取り付けてもらいました\(^O^)/  髪に挿すと、房が下がってとても可愛いんです(><)  かんざし以外にも、帯に挟めば素敵な帯飾りに。タッセルはとってもきものと相性がいいので、バッグにつけたりしても気分が上がります。  卒業式シーズン、袴や振袖のお嬢さんの髪飾りに、房をひとつプラスしてあげるだけで、ぐっと華やかさが増しますよ~~~~!! また、かんざしの隣のショッキングピンクの房は、別の日に絹糸と天然石で作るタッセルのワークショップに参加して、作ったものです。好きな糸と石を選んで、タッセルを作って組み合わせました。女子っぽい房を作ろう!と思って作ったのに、何かが違う‥‥なんだろう???  このタッセルのいいところは、カニカンがついていて、いろんなパーツに付け替えしても使えるところ。気分でキーホルダーやイヤホンジャック、バッグチャームなどいろいろつけかえられるというのも楽しいです!! それにしても、タッセルって自分でも作れるんですね~~~。大量生産してしまいそうな自分が怖いです(笑)。  いろんな組み合わせを考えて、オリジナルのかんざしや帯飾り作りにチャレンジしてみませんか?  自分で作れば、季節にあわせたものも、沢山楽しめそう! 使わなくなったイヤリングやピアス、ネックレスなどのパーツも再生できちゃうかも!! 夢が広がってこの春、ちょっとはまってしまいそうなわにこでした。

母の黒羽織をリメイクしてみましたの巻

星わにこ
2014/03/04 00:00
先週末は無事「染の小道」が終了。わにのれんも無事納品でき、土日は生憎の天候ながらお散歩イベントではご参加の皆様と楽しい時間を過ごすことができました。ありがとうございました!!!  ただいま、軽い燃え尽き症候群のようになっているわにこです(笑)  さて、3月に入りあちこちで卒業式の話題が出ていますね。私の子どものころ、昭和の時代は和装で式に参加する保護者も多く、黒い羽織姿のお母さん方の姿が印象に残っています。私の母も黒羽織で参列していました。少し丈が短めのその羽織姿を懐かしく思い出します。  この黒羽織、別名「ボロかくし」と言ったんだよと母は笑っていましたが、一つ紋付の黒羽織を着ることで小紋などでも略礼装となり、昭和30~50年代にブームになったものだそう。確かに、着物ばかりか帯結びのボロも隠せちゃいそうで、魅力的なアイテムです(笑)  子どもが生まれて譲ってもらいましたが、なにせ身長が18センチも違う母と私。でも、母の黒羽織は黒い着物だったものを羽織に仕立て直して紋を入れたものだそうで、かなり返しが長かったのです。  もともと着物だったものなら、長羽織に仕立て直せるかも?と悉皆屋さんで相談してみると長さは十分だが、裄を出すのに反物の幅が足りない。そこで、ちりめんの似た生地の黒羽織をリサイクルショップで探して、足し布にすることに。  反物の幅は昔のものは狭いですから、どうしても裄が出せないものが多いです。 話はずれますが、NHKの朝ドラ「ごちそうさん」の主役のお二人は背が高くて裄も長いため、同じ反物を2反使って継いで着物を仕立ててあるそうです。機会があったら、め以子はんの袖の肩のあたりを凝視してみてください。肩にもう1本縫い目が見えることがあります。  それと同じように、袖の布を肩のところで足してもらいました。元々、ストライプ状に織の柄が違っている生地でしたので、肩のところで布をはいでも、まったく気にならない仕上がりになりました。 羽裏は取り替えることにしたのですが、お値段と折り合いがつく範囲ではあまり気に入ったものがなかったので悩んでいると、襦袢地で代用することもできると聞き、子どもの厄よけと七転び八起きの縁起を願って地紋がウロコになっているダルマさんの柄の襦袢地を半分使ってもらうことにしました。 お店では「え~切るの~??もったいないからこれ普通に襦袢にしなよ~」と言われちゃいましたが(笑)、残りの布はうそつきの替え袖にするつもりでとってあります。シルクの布、ということでスカーフなどで作られる方もいるとか。  そんなこんなで出来上がった黒羽織は、無事に子どもの小学校入学式に間にあい、夫の母から譲ってもらった羽織紐をつけて式に出席することができました。遠く離れて暮らしているけど、おばあちゃんたちと一緒にお祝いすることができたようで、ちょっと嬉しかったです。 しかし、この入学式、なんと着物の保護者は私一人だったという衝撃の事実が!! でも着物で出席したおかげで、「本当は私も着たかったんだけどどうしたらいい?」とママ友に声をかけてもらっって、次の春、そのママ友のお子さんの卒業式・入学式の着付けを手伝ったりもしました。卒業式のときは、1人じゃなさそうで、ちょっとホっとしています(^^)  古い生地独特の、とろんとしたやわらかい生地のこの羽織は、着ているとなんだか守ってもらっているような気持ちになります。銀糸で紋が入っていますが、ちょっとしたおでかけにも着ることがあります。大好きな1枚になりました。  子どもの学校行事に黒羽織は「古くさい」という人もいるけれど、黒いスーツ姿の保護者の中でも浮きにくく、結構いいんじゃないかと私は思っています。その学校や地域によって違いますから、一概には言えませんが、まだまだ寒い早春の体育館などでの行事に羽織りものはありがたいです。  お子さんが卒業式のお母様がいらしたら、ぜひ着物でいらしてほしいと思います。お子さんの記憶にも、お母様の着物姿が残ると思いますよ。そして、防寒対策も忘れずに(笑)。春はお別れの季節、そして出会いの季節ですね。すてきな春をお迎えください。 オマケ:染の小道初日に、母の羽織でウナギイヌコーデ(笑)赤が足りなかった(反省)赤塚不二夫プロ前にて。手をつないで写真を撮ってくれたウナギイヌさんありがとう!  ---------------------------------------------- ほしわにこの個展『キモネコワニ展』をGallery&Cafe Warehouse Garden (http://i29352.wix.com/whgdn/)にて開催中です。 いち利モール「オトナの着物生活」で掲載されたイラストも展示しています♪ 3月6日まで。http://www.facebook.com/hoshiwaniko 3月7日からは同ギャラリーで女性クリエイターによるチャリティアートマーケットが開催されます(^^) http://f-ren.com/ わにこもうちわ絵描きに参ります。 ======★======★======★======★

染物ってこうやって作るんだ★染のれん完成までの裏側を大公開!の巻

星わにこ
2014/02/26 00:00
2月は逃げるといいますが、もう月末!! ワタクシにとってこの月末はちょっと特別! なぜならこの月末のために去年から足掛け5ヵ月、ずっと準備していたものがあるからです。  それは「のれん」。新宿落合・中井で2014年2月28日~3月2日に開催される「染の小道」というイベントに出品するために、初めての染色作品づくりにチャレンジしたのです。  川に反物をかける「川のギャラリー」と中井の店舗にクリエイターが作成したのれんをかける「道のギャラリー」で、街全体が染め物のギャラリーに変身するこのイベント。  昨年までは、見にいっていただけでしたが、今年はご縁あって参加させていただけることに。商店を飾る99枚ののれんのうちの1枚を制作しました。  中井の紅型工房「おかめ工房」の山本加代子先生ご指導のもと、紅型に挑戦! 無謀にもデザイン・型紙作りから取り組んでみました。  もちろん(?)染めるのは「わに」!  作家とのれんをかけていただくお店のマッチングは、くじで決まります。デザインもお店の方と相談したりするためです。抽選会に出席し、クリーニング店の店先に飾っていただくことが決まりました。  ドキドキしながら「わにのれん」の提案をしてみると、OKをいただけました! 早速デザインを起こして、柿渋紙をデザインカッターで彫って型紙を作っていきます。  型紙彫りの作業はどきどきしながらはじめたのですが、上手かどうかはさておき、意外とワタクシ、仕事が早かった!! この、デザインカッターでさくさく切っていく作業‥‥どこかで‥‥あっ!! スクリーントーンだ!!  そう、今はパソコン上でやってしまう作業ですが、昔はマンガやイラストのグレー部分の表現は、スクリーントーンを切って原稿に貼っていたのですよね。昔とった杵柄が意外なところで役立ちました(笑) (眉間の模様が千昌夫っぽいと評判(汗)) 型紙が彫れたら次は「紗張り」。絹紗という、網目状の布を型紙に塗料で塗り固め、型紙の強度を増し、また何度も使えるようにします。 (濡らして、紗を貼る準備中!) その型紙を使って、ぬかや餅粉などで作った「のり」を布に塗ります。 のりで防染していない部分に、呉汁(大豆の汁)で染めが定着しやすいよう地入れし、顔料を刷毛で刷り込んで(色挿し)いきます。 紅型の場合は、顔料を2度塗りして、さらに「隈取り」という紅型独特の手法で、濃い色でアクセントをつけて染めに立体感を出して行きます。  最後にみょうばんで色止めをして、水で糊を洗い流せばできあがり!!!  じゃじゃーん! (ニャンだこれー!!(我が家の飼い猫、二代目いわしです)  乾いたら「湯のし」で布目を整えてもらい、縫製。足掛け5ヵ月、やっとわにのれんが完成しました!!(できあがりは、イベントでぜひ!) はじめての制作、色むらはあるわ色は飛ぶわ、もうボロボロな出来上がりではあるのですが、勢いだけはある!(はず) 稚拙な作品ではございますが、他のすばらしいのれんを見るついでに、ぜひわにのれんも見て笑ってやっていただけると幸いです! のれんなどのマップはこちら http://www.somenokomichi.com/news/4010.html  わにのれんは地図32番の共洋クリーニングさん。あの、赤塚不二夫プロの近くです。不二夫プロにはもちろん、バカボンのパパののれんがかかっています! うなぎいぬの着ぐるみも出現するという噂です。  3月2日には、いち利モールさんのきものでおでかけイベント「染の小道をお散歩しよう♪」が開催されます。私もナビゲーターとしてお供しますよ。  たくさんののれんなどについてのインフォメーションは当日、冊子パンフレットも配布されます。わにこもイラストをちょっと描かせていただいています。ぜひ御覧下さい! また58番「おかめ工房」にはわにこの本も置いてありますので、よかったら見てくださいね(宣伝失礼)  イベント中はのれんや反物が飾られるだけでなく、作家さんたちもいろんな作品を販売していたり、限定のお得なランチが食べられるなど商店でもいろんな企画が目白押し。染め体験などもできますよ。  ぜひ着物で歩いて欲しいイベントです!  春のはじめの妙正寺川に、ぜひお散歩にきてくださいね\(^O^)/  染の小道 http://www.somenokomichi.com/ ---------------------------------------------- ただ今 ほしわにこの個展『キモネコワニ展』をGallery&Cafe Warehouse Garden (http://i29352.wix.com/whgdn/)にて開催中です。 いち利モール「オトナの着物生活」で掲載されたイラストも展示しています♪ 3月6日まで。2/27、3/1、3/6在廊しています。開催が被りますがこちらもよろしければ遊びにきてください(宣伝ばっかりすみません(´Д`)) http://www.facebook.com/hoshiwaniko PR========★========★========★ いち利モールのイベント「染めの小道」で 二葉苑さんへ見学に行きます♪ 二葉苑さんってどんなお着物や帯を作っているの? という方はコチラをクリック ▼いち利モール 工房紹介ページ「二葉苑」 http://ichiri-mall.jp/koubou/list/koubou09.php

ひなまつりコーデはゆるキャラ帯が似合う!の巻

星わにこ
2014/02/19 00:00
2週連続の大雪とソチオリンピックのニュースで、ここは雪国だったかしら?と思うような毎日ですね。 豪雪被害が一刻も早く解消されますよう、お祈りしております。  早く春がこないかな、と今日は「ひなまつりコーデ」を考えてみた私です。 うちには女の子はいないので、豆雛を飾る程度。 毎年親戚や友達のところのお雛様を見せてもらうのを楽しみにしています。 特に初節句は盛り上がりますよね~! 赤ちゃんも可愛いし、お母さんのキラキラした笑顔も、本当に見ているだけで幸せになれます。 そんなひなまつりパーティにこんな着物で乱入したい!(乱入するな) さて、ひな祭りに着てみたいコーデをいち利モールの試着室を使って妄想してみました。 http://bit.ly/1ckqDGQ ほっこり春色の米沢紬は3色の縞で、菱餅をイメージ(笑)。 よもぎ色の半襟と四葉のクローバーの帯揚でこれから萌え出る緑を。 もちろん帯留はひな祭りで! http://ichiri-mall.jp/ap/icCE03/so4/iq54/page1.html   こんな春色のこぎん刺しも、ほっこりでおすすめです。 http://ichiri-mall.jp/ap/icCE06/so4/iq54/page1.html  そして、コーデのキモはなんといっても、今、いち利モールのトップページでどーーーんと強烈なインパクトを放っている「くまモン」の帯。なんとなんと京都西陣の老舗、岡文織物さん制作です。 確かな技術で織り出された、くまモンがまた超可愛い~~~~!!!  これはもう、子どもたちも大喜びですね! 人気者間違いなしです。  それにしても、ゆるキャラって本当に日本人は大好きですよね。 「可愛い」ものに弱い。そしてゆるキャラの中でも、抜群の安定感を誇る熊本県の「くまモン」。 可愛さも横綱級です。可愛いけど、安っぽくない。 この帯をしていたら、間違いなく注目度ナンバーワンですね!  少し話はずれますが、ゆるキャラといえば、今年のお正月、無性に黄色い紬が着たくなり、水色のワニ帯に赤い南天の帯留をあわせておでかけした私……。 家に帰って、写真を見ていたら、あれ? 何かに似ている!?   そう、全身で某ゆるキャラのカラーコーディネートになっていたのでした(爆) こう考えると、例えば青い着物に白い帯、黄色い帯締めに鈴の帯留でドラえもんとか、いろいろできるかもしれませんね!(できたからって、どうかという‥‥(笑))  あっちにいったりこっちにいったり、とりとめのないわにこの妄想コーデタイムなのでした(笑)。 はやく、春よこ~い! ※噂のふなっしーコーデ ================================ ただ今 ほしわにこの個展『キモネコワニ展』をGallery&Cafe Warehouse Garden (http://i29352.wix.com/whgdn/)にて開催中です。 いち利モール「オトナの着物生活」で掲載されたイラストも展示しています♪ 3月6日まで。在廊日などはこちらでチェックしてください\(^O^)/ http://www.facebook.com/hoshiwaniko ================================ 妄想コーデに使用した商品はこちらからチェックできます★ ◆くまモンの帯一覧ページ http://bit.ly/1fl9nyJ ◆米沢紬『紅のゆりかご』【中村工房】 http://ichiri-mall.jp/ap/prd0236899002.html ◆ラミエール半衿【テイジン】 http://ichiri-mall.jp/ap/prd0234960000.html ◆正絹帯揚(クローバー*クローバー) http://ichiri-mall.jp/ap/prd0235054026.html ◆綾竹組み三分紐帯〆 http://ichiri-mall.jp/ap/prd0237021002.html ▼いち利モール試着室ページ▼ http://bit.ly/1cnJxga

オトナが楽しむ振袖パーティーに行ってきましたの巻

星わにこ
2014/02/12 00:00
先週末の東京は、なんと45年振りという大雪でした。一日中雪が降り積もり、なんだかワクワクしてしまいました。積もり積もった雪の中、次の日「NPO川越きもの散歩」の新年会へ行ってきました。 いち利モールのイベントがご縁でお誘いをいただいたのです。  毎年、川越の氷川神社の結婚式場で開催されるという新年会。今年はコスプレ的に振袖や留袖などでも参加歓迎とのことで、キモトモと振袖で参戦する気マンマンで準備していたら、この雪!!   当初の予定では、着物で行って会館の更衣室で振袖に着替え、新年会が終わったら普通の着物で川越観光をしようと思っていたのですが、交通機関の不安もあり、諦めて洋服にレインブーツで会場に向かいました。本当は3人で行く予定だったのが、天候のため2人旅に。  お話を伺うと、皆さん着物にレインブーツでいらして、会場で草履に履き替えた方が多かったようです。正絹の晴れ着でも、裾をめくって帯のところでクリップや紐で留め、上から雨コートを着てレインブーツをはけば、雪の中の移動もOKですよね。足下の悪さにも負けず、集まった皆さんの晴れ着姿は圧巻でした!  美味しいお料理をいただきながら、川越きもの散歩さんの活動を伺ったり、同じテーブルの方とお話をしたり。いろんなイベントを通じてお会いした方と再会したり、はじめましての方とも話がはずみ。着物好きだとすぐに打ち解けられるんですよね。 あっと言う間の楽しい時間を過ごしました。そして、なんと漫画家の近藤ようこ先生と同じテーブルで、お話ができて感激でした! 近藤先生の着物本は何度も何度も頷きならが読んだものです。このお天気だから洗える着物にしたの、とおっしゃってましたが、深い緑の紬風の着物に、雲と龍の帯がこなれた着こなしでとてもお似合いでした。  また、参加の皆さんが壇上に立って、お召しになっている着物の説明をするコーナーがあり、これがすっごく楽しかった!! 立った姿で着物が見られるので、全体のコーデが一目でわかり、その着物や帯にまつわるお話も実に興味深い!  私達以外にも振袖の方あり、色留袖の方あり、埼玉ブランド繭の「いろどり」紬、訪問着、色無地、白大島や自作の帯、ハットにブーツのクールな着こなしなどエトセトラエトセトラ……。それぞれがお似合いになっていて、あれも素敵、これも素敵とうっとりでした。 さて私はというと、久々に振袖が着られる!と相当前からワクワクしまくり、まつげエクステまでしてこの日を楽しみにしていました(笑)。のれん染めを教えていただいている中井の「おかめ工房」の山本加代子先生に「今度、振袖を着るんです!!」とお話したところ、なんと「あら、じゃあ私の振袖を着ていきなさい」と、先生の紅型の作品を貸していただけることに。  白地に「籠に牡丹と柳と燕」の中振袖は、裾にフキが入って、とてもとても綺麗で、お借りしたはいいものの、自分に着こなせるのかとしばし煩悶(笑)悩みに悩んで、松皮菱に桐や菊、竹の模様が入った昔の重めの袋帯をあわせてみました。頭はセルフセットで、部分ウイッグをかぶせてでっかい花が咲いています!(頭の中にも咲いています!(笑)) (うくく‥‥‥着ている人ではなく、中振袖の素晴らしい紅型にご注目ください\(^O^)/)  他にも、着物の女王風振袖、ン十年ぶりの振袖ですとおっしゃるベリーショートにピンクのメッシュの方、大人色の振袖の方などなど、見ているだけでもワクワク!  雪のため、振袖を着るのをやめたとおっしゃっていた方もいらっしゃったので、本当だったらもっとたくさん振袖姿が見られたかもと思うとちょっぴり残念でした。振袖って、お袖が長いだけなのに、どうしてこんなに気分が上がるのでしょうか。本当に不思議です。もっと長いお袖が自由に着られたらいいのに! いやでもそうすると、ドキドキ感が減るかしら?(笑)  着物が大好きな人たちのとても楽しい新年会でした。また同時に川越きもの散歩さんの絹文化を守り伝えようとする活動と、その熱意と探究心に感動しました。  帰り際、氷川神社に参拝すると、ちょうど結婚式が行われていて、真っ白な羽織袴の花婿と純白の綿帽子の花嫁が、白い雪と凛とした空気の中、神前に佇む姿は、それはそれは心が洗われるような清冽な美しさでした。  何もしなければ、簡単に消えてしまうかもしれないこの「着物」という民族衣装。この美しい日本の文化を絶やすのはもったいない。それにはやはり、どんな形であれ着物を着て、楽しむ人が増えることが必要です。きまりや伝統も大切ですが、形を変えていかねば残るものも残らない。 全体の幅がなければ王道もない。 柔らかな頭で、着物を楽しむ人とその間口がもっと広がるといいなと思った一日でした。  だから私ももっと振袖を着ようかなっ(そこか?(笑))  NPO川越きもの散歩の皆様、ありがとうございました。 ◆NPO川越きもの散歩 http://kawagoe-kimono.jimdo.com/ ◆ただ今 ほしわにこの個展『キモネコワニ展』をGallery&Cafe Warehouse Garden (http://i29352.wix.com/whgdn/)にて開催中です。 いち利モール「オトナの着物生活」で掲載されたイラストも展示しています♪ 3月6日まで。在廊日などはこちらでチェックしてください。 https://www.facebook.com/hoshiwaniko ★===============★===============★ 紅型のお着物素敵ですよね。 いち利モールは、栗山吉三郎の紅型小紋を取り扱っています♪ ▼栗山吉三郎 京紅型小紋▼ http://ichiri-mall.jp/ap/icAA04/so4/iq54/page1.html