帯留が主役!!主張を抑えたシンプル妄想コーデはこれ!
星わにこ
2014/06/18 00:00
いち利モール2周年セール、始まってますね! ふと振り返ってみると、初めての妄想コーデは1周年のセール中でした。
このコラムが始まってからもう1年が経つんですね。早い!! このごろは、イベントなどでお会いした皆さんに「読んでますよ」と声をかけていただけることも増え、とても嬉しくまた身が引き締まる思いです。なんとかこうして続けさせていただいていること、本当に感謝です!
さてさて、そんなわけでなんと2年目に突入したわにこの妄想コーデですが、今回は、帯留に注目してみました。
※妄想コーデの由来についてはこちらをご覧ください
http://ichirimall.ldblog.jp/archives/29440577.html
帯留は、体の中心でまさにコーデの要ともなる重要なポイントになります。
そこで今回は、帯留にパっと目がいくように、着物や帯の色目を抑えて帯留が目立つコーデを考えてみました。
まず、着物。
夏の季節に涼感が感じられるよう、雪や波しぶきを連想させる大小あられの絽の小紋をチョイス。濃い色の着物は透け感も強く感じられ、涼しげですよね。
帯は、ベージュで無地感の強い市松の桐生織。
帯揚は雪輪のモノトーン。
半襟は真っ白な絽。
帯締めは七宝組波目三分紐。ここだけ、喪のイメージにならないよう鶯色を挿してみました。この七宝組ですが、とても繊細な組みでふっくらと立体感があり、一般の三分紐より若干太めですが、しっかりと締まっておススメです!
http://bit.ly/1juxfTa
さあこれで、帯留の額縁(?)が完成しました! 主役の帯留はどうしましょう。
繊細な金属などの小さな細工物の帯留をもってくればキリっと江戸前に。可愛いモチーフのものをもってくれば、乙女心が覗きます。大ぶりのアンティーク帯留も憧れですね。
宝石類の帯留なら文句なしのマダムに変身!
大きめのエメラルドやルビーの帯留。一度身につけてみたいものです。
先日、キモトモの間でそんな話題が出て、子どもの頃読んだ「有閑倶楽部」というマンガにエメラルドの帯留が出てくる話を思い出しました。そのせいか「殺人事件に発展するほど帯留って高価なんだ!」という刷り込みがあります(間違い)フェイクでも、ちょっとマダム気分の豪華帯留も欲しいです。
私がよくやるのは、ブローチを帯留として使ってしまうこと。
母のパールや柘植のブローチなどを譲ってもらい、帯留のように使っています。そういう目でみると、だんだんブローチが帯留に見えてきます(笑)
ポイントは、ピンの付いている位置や方向。
ピンの長さがありすぎるとグラグラずれてしまいます。そんなときは両面テープなどで帯締めに固定することも(乱暴もの)。
あと、気をつけるポイントとして、ブローチをつける方向と、帯留をつける方向は大体90度違うので、そのままでは使えないことが多々あります。
そんなときには、ブローチを帯留として使える金具があるので、それを使いましょう。皆考えることは同じですね(笑)なかなかのスグレモノですただ、ピンの部分だけで止めるので、しゃがんだりすると少々ぶらぶらしてしまうこともあるのが難点。
もうブローチとしては使わない!と割り切れば、帯留金具を接着してしまう手もあります。帯留金具は100円台から、手芸資材店などで手にはいりますので、帯留に手頃なサイズや形の箸置きなどに接着すればカンタンに帯留ができます。
キモノスキーの人なら、箸置きがなんでも帯留に見えた経験を持つ方も多いのではないでしょうか(笑)。箸置き帯留の欠点は重いことと、形が反っているものが多いこと。よほどでないと、やはり箸置きに見えてしまいます(汗)。
ビーズなどで素敵な帯留を作っている方もいらっしゃいますね。自作帯留も深くて楽しいジャンルですが、自作帯留の場合はしっかり金具が止まっていなかった、外れて落ちたなどの事故が多発しがちなので(汗)対策をしっかりと!
当然ですが「帯留」として製作されたものは使いやすいです(笑)ここ一番はこれ!という勝負帯留があると、気持ちの張りも違うかも。
季節を感じさせたり、メッセージを込めるのにも帯留は最適。集め始めると、ついつい色々欲しくなってしまいます。
いち利モールにはたくさんのお手頃価格の帯留が揃っていて、眺めるだけでも楽しい。その日の天気や気分、おでかけ先などに合わせてピタッとはまった帯留のおしゃれができたらいいな?と、今回はそんなわにこの妄想コーデでした。
※売り切れの場合はご容赦ください。
あれこれ想像膨らむ帯留たち?