単衣の着物を着る時期は一般的に6月と9月。
7月・8月は盛夏の夏物といわれています
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もうすぐ6月!
蒸し蒸しした日が続く東京です。
さて、この時期単衣だろうが袷だろうが問題なのは「紫外線」と「汗」。
まずは紫外線対策について。
紫外線が強い季節この季節、お肌を守るのはもちろんですが、帯付姿での外出が増えますから、着物や帯を守る意味でも日傘は有効です。
天気が不安定になりはじめるので、晴雨兼用のものを持っていると安心です。私はいつも折りたたみのものをバッグに入れています。
また、着物は肌の露出が少ないですが、手の甲はそのまま。日焼け止めクリームなどを塗ると、着物を汚してしまうこともあるので、薄いアームカバーを愛用しています。アームカバーなら手袋と違って指が使いやすいですし、少し長めのものにすれば、冷房対策にもなります。
汚れ防止も兼ねて、軽いショールなどもお役立ちです。レースや薄物のちりよけも上級者という感じで憧れますね。羽織りものは着物よりも季節を先取りしますから、単衣には絽や紗の羽織りものになります。
そして、油断大敵なのが「汗」。夏は気合いを入れて汗対策しますが、この時期はうっかりしがちなので、汗対策もしっかりしたいところ。
汗は放置すると染みになってしまうので、正絹の着物でもし大汗をかいたら「汗抜き」というお手入れに出します。洗えるものは洗ってしまうか、汗をかいた部分に霧吹きをして、タオルで生地をはさんで水分と一緒に汗を吸い取る方法もあります(※縮んでしまうときもあるので、まず目立たないところで試してから!)。
汗の染みで一番怖いのは「抱き染み」です。脇の汗でできるものです。古い着物などで、身八ツ口の両胸のあたり、大きく左右対称に染みができているのを見たことがある方も多いのでは。
脇の汗はタンパク質を含んでいるので、気付かないで放置してしまうと落ちなくなってしまうそう。私も更年期の声が聞こえてきて結構気になる部分なので、あしべ襦袢の脇パットを増強したりしています(^^;)肌襦袢に脇汗パットをつけてもいいですね。
あとは背中の帯のお太鼓が当たっている部分、長時間座ったときの腿から膝裏も汗かきポイントです。
汗染み防止策としては、あしべ織などの汗とり肌着や、晒、綿クレープのステテコなど、汗を吸う素材のものを身につけます。
晒を脇でぎゅっと巻くと、汗が押さえられるという説もあります。晒もびっくりするほど汗を吸ってくれますよ。晒の間にタオルを挟むのもおすすめです。
また麻やフィールドセンサーなど、涼しく調整してくれる働きの肌着もGOOD。
ステテコは、下半身の汗を一挙に引き受けてくれます。太ももの間をつたう汗で不快な思いをすることもありません!
とても大切にしたい着物や、生理の時などのために、汗をブロックする防水の肌着もあります。涼しさという点は少し我慢が必要なので、自分がどちらを優先するかで決めるとよいでしょう。
快適に着物を着るためには着物自体ももちろんですが、肌着や襦袢にもちょっとした工夫を惜しまないというのがポイントでしょうか。いろいろ知恵を働かせるその面倒さも、着物の魅力のひとつかなあ?と思っている今日このごろです。
あとは、着た後にはすぐたたまず、きものハンガーにかけて半日程汗をとばしてからしまってください。
夏の季節に向かって、単衣をもっと楽しみましょう?!
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