卒業式だけじゃない!女子袴の乙女なリボンの結び方の巻
星わにこ
2016/03/23 00:00
3月も後半戦、卒業式シーズンもいよいよ佳境ですね。袴姿を街で見かけると、頭に松田聖子の「制服」が流れて、なんだか甘酸っぱい気持ちになります。
最近は振袖+袴というパターンが定着しているようですね。袴も、1色ではなく、刺繍やぼかし、ヒダの内側が別布、小紋柄などどんどん華やかなものが登場しています。
最初は「袴に刺繍!?」なんて思ったものですが、若い子たちが着ている姿を見ると振袖や中振袖とバランスがよく、可愛らしい。逆に、色無地や江戸小紋などと合わせた場合には昔ながらの1色の袴のほうがよい気がします。先生の立場だとこちらがスッキリしてよいかもしれませんね。
宮城では、小学校の卒業式に袴、というのが定着しているようです。12歳の袴もこれまた可愛い~!!
今年も何度か袴の着付をさせていただく機会があるのですが、本当に楽しみです。袴の着付けなんてカンタンでしょ、と思われるかもしれませんが、やればやるほど袴の丈のバランスや衿の抜き加減など、体型との兼ね合いもあり、キレイでラク、を追求すると奥が深いと感じています。
袴は万が一にもずり落ちたりしないように、しっかりと腰の紐を結ぶのが大事。一番上の太い紐はリボン結びにしますが、実はリボン結びって緩みやすいのですよね。なので、リボンを結ぶ時には最初に一巻き目の紐にからげておきます(図)。そうすると、緩んできにくくなります。
結び目は右か左かに寄せますので、そうするとリボンの端の紐の長さが最後に長短できてしまいます。そこで長い方を後から結び目にかけて前にたらすと、結び目が隠れて紐の長さも揃い、綺麗な蝶々になるのがポイント。
このリボンを結ぶのは右と左どちらでもいいのですが、私は左側に結ぶようにしています。着物の打ち合わせにあわせて、上前のほうにポイントがくるのにあわせています。特に振袖などは左胸にポイント柄が来る事が多いですし、写真などでも収まりがよい気がします。また、右利きが多いので左側にリボンがあったほうが邪魔にならないで立ち居振る舞いができるということもあります。どちらでもお好みで。
一番目につく部分ですから、綺麗に結びたいですね! 自分でも直せますから、着ている人も時々リボンがひっくりかえっていないかちょっと気にして直すと綺麗にキープできますよ。
袴をはくと、着物に比べていきなり身体の稼動域が大きくなります。着物を短めに着付けることもあって、足は開くし、ブーツをはけばかけっこもできたのも納得。実用性も高いものです。普段着に最適なアイテムなんですよ。もっと、袴を普段に履く人が増えてもいいのにな~。
卒業式だけじゃもったいない! 帯結びも簡単で、着物より実はハードルが低い袴。ポリエステルだったら手頃なお値段で手に入ります。袴未体験の方、一度試してみませんか?
みんなで着れば怖くない!? 新年会で大人振袖満喫の巻
星わにこ
2016/02/03 00:00
今日は節分。皆様豆まきの準備はOKですか? 結構前から年の数だけお豆を食べるのを放棄しているわにこです。このごろは、豆まきよりも恵方巻がメインを張っている印象のある節分ですが、鬼は外、福は内で難を払って、立春を迎えたいですね。
さて、先月の話に溯って恐縮ですが、わたくしこのお正月は新年会出席など、普段よりちょっとおめかしして、晴れ着三昧で楽しみました。うち、振袖は2回。振袖!? と思ったあなた、そうです、わたくしオバサンでございますが、振袖、着てますよ~!
以前よりしつこく「大人振袖」を提唱し、実践してきたわにこ。大人振袖の条件としては、下記のような大枠をもって着ております。
・パーティ、新年会など、洒落のわかる皆様との会合にて、会場内のみ振袖姿を披露
・小物などの色遣いはシック&ゴージャスに。訪問着感覚で帯は低い位置でお太鼓にすると大人振袖感アップ。
・髪やメイクは気合いを入れまくって盛り盛りにしないと振袖に負けるので、そこは頑張る。
てな感じでしょうか。20歳の振袖とはまた違った楽しみ方をしたいものです。
今回は洋館での新年会と、老舗の料亭での新年会の2回、振袖を楽しみました。本当はもう一回、川越きもの散歩さんの新年会にも行きたかったのですが所用で断念(><)
>以前川越きもの散歩さんの新年会に参加したレポートはこちら
今回も、大雪の予報とあたっていた日もあったのですがめげずに振袖でGO! どちらも更衣室はないので自宅から振袖で(爆)
でも、私には別名礼装隠しというフルレングスのコートという強い味方が。お袖の部分に振袖の袖をつっこむと「袖に西瓜を隠し持っている!?」というようなポッコリシルエットになってしまいます。そこで、お袖は体に沿わせてコートの中に収納(?)します。コートの袖には腕だけがあるわけです。
シワにならないか最初はちょっとドキドキでしたが、大きな問題はありませんでした。ちょっと体が太って見えますが(笑)成人式のとき雨コートを着る必要がでた時なんかも普通の雨コートで対応できる、使える技かもですよ!
どちらの新年会も、主催、幹事さんが自ら振袖! それで「ぜひ振袖でいらしてください」と言われた日には、これは着て行かないわけにはいかないでしょう。
会場にはたくさんの振袖姿の大人の女性が! お仲間~( ・∀・)人(・∀・ )と、きゃっきゃ一緒にお写真を撮っていただいたり。素敵な会場で、ちょっと気取って写真を撮ってもらったり。
ここで重要なのは、「恥ずかしいと思う気持ちを振り切る」ことです。以前のコラムを見返してみると、まだまだ躊躇や照れが感じられますね~。しかしいまはもう、中振袖くらいだとドキドキも少なく「ほんの普段着で」くらいの気分で着ている自分がオソロシイです。写真ににも、恥ずかしいという気持ちがうつっていませんw ちょっとイケない領域に足を踏み入れているのかもしれませんっっ!!
うわ、なにこのどやさー!という顔‥‥‥orz いまさらながら恥ずかしいかもっ、うひー(////)
でも、いいんです。楽しいから!!(ええ) 目指せ宇野千代、黒柳徹子。ミセスだって母だってかまや~しないじゃありませんか。振袖を着ると、本当に気持ちがあがるんですよ! 若い子だけが着るんじゃもったいな~い(笑)
ドレスアップの1つの選択肢として、大人の振袖、楽しみませんか?
振袖を着るときは。しぐさ美人で差をつけよう!の巻
星わにこ
2015/01/07 00:00
皆様、どんなお正月を過ごされましたか? あっという間に仕事始め。どうぞ本年も変わらず御贔屓の程よろしくお願いいたします。
さて、いよいよ来週月曜は成人の日ですね。新成人の皆様、おめでとうございます。振袖を着る方も多いと思いますが、初めての方はもちろん、着物に慣れている方でもあの長い袖にはちょっと手こずるのではないでしょうか。「振袖を着た時にちょっと気をつけるとよいこと」をご紹介します。
話はそれますが(いきなりかよ)、わにこも20代の頃、着物熱がゴゴゴゴ‥‥‥と上がったことがあり、当時、振袖のきものムックで読者モデル体験をさせていただいたことがあります。そのときは「きものの立ち居振る舞い~正しい姿勢で、誰もが振り返るきもの美人に」というタイトルで、立ち方、座り方、階段の上り下り、車の乗り降り、手洗いなどなど、どうしたらいいかを教えていただきました。本誌はもちろん、アウトショットの写真もいただいて大事にとってあります(^^)
写真がモノクロなのは、カラー写真がまだなかったからだからじゃないです! モノクロページだったからです!(ムキになるのが‥‥w)誌面を見ると、緊張しすぎて三白眼になっているのが笑えます。
お茶を習っていたので、普通の着物には慣れていたつもりでしたが、振袖の場合、長い袖の扱いがけっこう大変で、知らない事が多く「え~そうなんだ!」と思ったものです。そのときも、今も、多分振袖を着た時の注意点は変わっていません。内容は去年のコラムとも重複するとは思いますが「振袖を着た時のしぐさ美人になる方法」をご紹介しますね。(前振り長くてすみません(^^;)
洋服と着物、特に振袖が大きく違うのは「袖」。袖の取扱いさえポイントを抑えればほぼ勝ったと言っても過言ではありません!
袖は思ったより長いもの。普段ないものがそこにあるわけなので、これに注意です。低い姿勢をとる時には引きずらないよう注意してください。
椅子などに座る時は、膝の上に袖を置き、床につかないようにします。また、物を落としたりして拾う時や、階段の上り下りのときにも両袖をまとめて片手で持ち上げます。イラストのように持つとキレイですよ。裾も踏んだりしやすいので、しゃがむ時などは少し裾を持ち上げます。
床や地面に袖や裾をつけて汚したり、姿勢を起こす時に踏んで破いたりしないように注意です(わにこ、これで袖の付け根を破ったことがございます(涙))。
また、物をとるために腕を伸ばしたり、腕を上にあげたりするときに、袖口を片手で抑えるとエレガント。ひじまでニョッキリ見えないように。
歩き方は、少し内股に、ちょこちょこ歩きしてください。手と足は同じ方を出すと、体をねじらないので着崩れにくいですよ。(いわゆるナンバ歩きというやつですね)
車に乗るときは、袖を持って、頭を下げておしりから乗って下さい。頭をごん!とぶつけてせっかくのヘアセットが台無しになるのが防げます。車のドアを閉めるときは、自分で閉めないで運転手さんに面倒でも閉めてもらえると着崩れが防げます。振袖のときはレディファーストで大事にしてもらいましょう。
あとは、着付をしてもらったときに、慣れていない人はトイレでどうしたらいいか着物の扱いを教わってくださいね。これ実は最重要事項です(^^;)。
振袖を着たときは、日本のプリンセスドレスを着ているんだ!という意識で、いつもとはちょっと体の動かし方、しぐさをゆったりとしてみてください。エレガントな大人の女性への階段を素敵に登って下さいね!
もちろん、オトナな方も、振袖のときはプリンセス。しぐさ美人で、振袖姿の魅力をアップしてくださいね。
いくつになっても!?一生振袖宣言!の巻
星わにこ
2014/12/24 00:00
もういくつ寝るとお正月。そしてお正月が終わると成人式がやってきますね。成人式には、振袖を着るお嬢さんも多いのでは。新成人の振袖姿は本当に輝いていますね。文句なし!の華やかさです。用もないのに外出して振袖ウオッチングをしたいくらい振袖大好きなわにこです。
あまりに振袖が好きすぎて(笑)、今年は着せつけの勉強も始めました。お支度を手伝われる着付師さん、美容師さんにとって成人式の日は本当に大変な一日だそうですね。大切な一日を、気持ちよく過ごしていただけるようにするプロのお仕事。私もお手伝いできるようになりたいと頑張っております。
振袖の魅力を語りだすと「暑苦しい」「もういい」といわれてしまうのですが(笑)、本当に振袖は、袖が長いだけなのに、どうしてあんなにも女子の心を浮き立たせるのでしょうか。
先日のきものサローネでは「100人コーディネート」に参加させていただきましたが、そんな振袖フリークのわたくし「一生振袖宣言」として、着られるころを過ぎても楽しむ「オトナの振袖」コーディネートを提案しました。
まず大前提にあるのは、振袖は「未婚女性の第一礼装」ということです。結婚すると留袖が第一礼装となります。
初めて本断ちの着物に袖を通すのは十三参りの頃。今回オトナの振袖を提案するにあたって、改めて振袖の着用機会が多い年代のモデルさんに、本番でトルソーが着るものと同じ振袖を着て撮影させてもらい、小冊子を作りました。その中からちょっと振袖コーディネートを紹介させていただきます。
まずは初めて本断ち(大人仕立ての着物)に袖を通す、十三参りのお嬢さん。数えの年の十三歳は、まだまだ子供の面影が濃く、着物にも肩上げを入れます。
肩上げのある振袖の初々しい着姿は本当に可愛い! でも七五三のときとは違って、ふと見せるオトナな表情がなんともいえない、この年齢独特の美しさ愛らしさがあります。十三参りは馴染みのある地域とそうでない地域があると思いますが、ぜひ振袖を着てほしいお年頃です。
そして振袖といえば成人式。二十歳の女子大生にも同じ振袖を着てもらいました。どんなに髪飾りや小物で盛っても負けない、文句なし!輝きマックス!です。
今回はあえてシンプルなコーディネートにしてみました。ちょっと控えめでオーソドックスなコーディネートも着ているお嬢さん自身の輝きをひきたてるような気がします。
そのあとは振袖を着る機会としては、結婚式への出席や結納、茶席など第一礼装にふさわしい場や、パーティなどになるでしょうか。
さて振袖を着る条件としては、もうひとつ常識として年齢も加味されます。未婚でも「三十振袖四十島田」という言葉がありますが、お年頃を過ぎてからの振袖姿や島田髷(日本髪で未婚女性や花柳界の女性が結った華やかな髪型)は若作りで痛いという意味。今は三十代の振袖も眉を顰める人はあまりいませんが、まあ、その上となるとさすがに……かもしれません。
私など、アラフィフの上に既婚者で、振袖など絶対着てはいけない対象なのでありますがっ! 着たいんですね~これが。
一度思いつきでキモトモたちと着たら、あまりの楽しさにもう病みつきになってしまいました。それからは公式・公共の場ではない、内輪のパーティや個室(ここポイント)の宴会などで楽しんでしまっています。
今年はNPO川越きもの散歩さん主催の「きもの新年会」がコスプレ的に振袖や留袖での参加も歓迎とのことで、キモトモと振袖で参加させていただきました。ほかにも振袖を楽しんでいるオトナな年齢の方がいて、大雪だったにも関わらずとっても盛り上がったんですよ。
写真を撮ったりしてまた盛り上がり。やっぱりいくつになっても振袖を着るとときめいて、晴れやかな気分になるのです。
もし箪笥の奥に眠っている振袖をお持ちの方がいらしたら、年齢を気にせず、おしゃれとして、洒落で楽しんでみてはいかがでしょうか。振袖効果で若返り! 間違いなしです。
(撮影:渡部瑞穂(昭和な家スタジオ))
ぐはははは!! これはちょっとモデルに難ありですがっ! どやああ!!という気合いで着ております!!
オトナな振袖は、やはりいろんな意味で中身が成長した(?)分、若い人たちの着こなしとはちょっぴり差をつけたいもの。帯の飾り結びもいいですが、すっきり低めのお太鼓で着こなすのも新鮮ですよ。帯揚げも総絞りではなく、ちりめんなどですっきりと。大きめの帯留や、大振りな指輪などでマダム感を出しても。ドレス感覚で着こなして。
そしてなにより大切なことは、「怖めず、臆せず、恥らわず」(笑)堂々と、女優気分で着こなしてください! 髪型やお化粧も普段の倍増しでなければ、振袖には負けてしまうんですよね。思い切りが大切だ!と何度か着るうちに学びました(笑)
洒落のわかる仲間と、ぜひぜひ楽しんでいただきたいです。
きものサローネでのコーデを見て、早速クリスマスパーティに振袖隊を結成、オトナ振袖を着ました!と、素敵な報告もいただきました。もう、すごくすごくうれしいです!!
振袖のハイシーズンにぜひ声を大きくして言いたい! 「オトナだって振袖を楽しんでもいいじゃ~ないの」と(笑)
もっともっと、振袖を。
今年も一年、つたないコラムにおつきあいいただき、本当にありがとうございました。来年も楽しくきものが着られますように。それでは皆様、よい年をお迎えください!
実はオトナも振袖を楽しめるというお話の巻
星わにこ
2014/01/15 00:00
先日の成人式の日は、晴天に恵まれてよかったですね。
あちこちでニュースや、成人を迎えた方、そのご家族の声を聞いて気持ちが改まる思いです。
大人も頑張らねば!
午後、用事があって街に出たのですが、真っ青な空の下、成人式帰りの振袖姿をちらほらと見かけました。
新成人の振袖姿、本当にいいですね。若さと振袖のダブルパワーでまさに輝く美しさです。無敵です。
今風の振袖も、お母様の振袖かな?という古典柄の振袖も、歌舞伎町で見かけた金髪に振袖も、皆とてもキラキラしていて、「二十歳の振袖」は特別なのだなあと感慨にふけるおばちゃんでした。
でも! これだけ日本女性を美しく見せる振袖、成人式だけしか着ないのはもったいないです。晴れ着は着るシーンは限られてしまいますが、だからこそ十代から、着る機会があったら逃さず着てほしいな~と思います。
振袖を堂々と着られる時間は、案外短いですから(笑)
あとはもう、「お化け」とかコスプレとかそういう領域に入ってしまうので(笑)
ぜひ、振袖年齢の間にたくさん着ていただきたいです。
実は私は振袖は、中学生のときに叔父の結婚式で一度着ただけなんです。成人式は自治体が振袖での出席を禁止していたので、着ませんでした。あとはさほど自分も興味がなかったので結局それきりに‥‥。
でも、いいだけ大人になってから、働く母たちの忘年会でおしゃれをして出席、ということでキモトモと振袖で出席しよう!と盛り上がって着てみたら、これがなんとも「気分が上がった」のです。すごい。訪問着とか比じゃない晴れ着感覚。ちょっとお袖が長いだけなのに、振袖のパワーってすごい。
つい味をしめて、閉鎖的空間(笑)でしばらく振袖を着るブームが訪れたのですが、これが楽しい。非常に楽しい。まさに非日常。
着物には「儀礼的服装」の側面もありますから、未婚女性の第一礼装という振袖の意味自体は大切にしたいですけれども、こういうお楽しみも、あっていいと思うのです。
今年は、「振袖OK」な新年会にお誘い頂いて、今からとってもとっても楽しみにしております。
二分の一成人式があるなら、二度目の成人式、三度目の成人式があってもいいじゃない!
二度目は過ぎてしまったので(笑)三度目の成人式は真っ赤な振袖とか着てもいいんじゃない? 大人の振袖があってもいいんじゃない? といろいろ妄想するわにこでした。
大人の女性の第一礼装、晴れ着としては留袖(もしくは色留袖)があるわけで(これこそ本来の着用機会が非常に限られる晴れ着ですが)それはまた本当に日本女性を美しく見せる晴れ着ではあるんですが、やっぱり振袖は永遠の憧れです。
大人向けの色柄で、帯結びもおしりが目立たないよう(笑)工夫して……大人の振袖、流行らないですかねえ~。
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帯留・三分紐追加入荷しました♪
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◆いち利モールのお出かけにも参加してくださっている
NPO川越きもの散歩の新年会で
「今年はコスプレ的に振袖や留袖でのご参加も大歓迎 」と
参加者を募集しています♪
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振袖は日本女子のプリンセスドレス★
星わにこ
2014/01/08 00:00
明けましておめでとうございます。本年も、どうぞよろしくおねがいいたします(^^)
お正月、初詣に新春のおでかけに晴れ着を着られた方も多いのでは。
街で華やかなお着物姿を見かけると、とても晴れやかな気持ちになります。
そして1月の晴れ着と言えば、成人式! そして振袖! ですよね~。
年齢的に親目線の話になってしまいますが(笑)、お子さんが成人式を迎える方があれこれと用意されているのを見ると、こちらまで幸せな気持ちになります。
レンタルが全盛の昨今ですが、何年も前から準備して白生地から誂えたり、和裁の腕を活かして自分で仕立てたり、自分の振袖を仕立て直したり、親戚の女の子たちが代々着てお祝いしてきた振袖を借りたり、アンティークショップでお嬢さんと一緒に選んだり……。
そんな話を聞くとワクワクします。
草履やバッグや髪飾りにいたるまで、いろいろと揃える楽しみが無限大で、女子母っていいなあ~としみじみ羨ましく思います。
男子はやはり、黒紋付がビシっと決まりますね~。
うちも随分先にはなりますが、黒紋付を着てくれないかなと思っています(妄想)。
でもやっぱり女子の振袖を揃える楽しみには敵いません!
昔は1月15日が成人式でしたが、今は1月第二月曜日に行うところがほとんど。
地方では、帰省のついでに出席できるようにとお正月に成人式を行うところもありますよね。
先日、美容院で担当してくれた美容師さんが沖永良部島の出身ということで、
成人式の話を聞いたら、女子はもちろん男子も着物姿がとても多く(土地柄、大島紬も多いとか)、
その美容師さんも羽織袴だったそうです(しかも、紅白のシマシマの袴!)元旦に駅伝に出て、
2日は成人式、夜になるとまたそのまま町内を新成人達が夜通し練り歩く行事があるんだそうです。
もうヘロヘロですよ!と言っていましたが、ほんと若くなければこなせないハードさ。
地方によって、いろんな成人式や行事、風習があるのでしょうね。
生まれ育った土地の伝統も大事にしていって欲しいなと思います。
私の成人式は、岐阜の故郷が当時冠婚葬祭を簡素にしようという「生活改善運動」というので、振袖着用禁止だったのです(がーん)。
派手になりすぎるのも考えものですが、当事者としてはかなりがっかりでした。
そのころは、「振袖はいらないから車買って」とか「海外旅行に行きたい」とかいう子もいましたけど、私は振袖が着たかったなあ。その反動で、後日いいだけ大人になってから振袖を着まくったりしてみたりしましたが(笑)まあその話はおいておいて……。
一昨年にわにこが参加しているフラーレンというクリエイター集団有志で行ったお着物チャリティイベント(略してキモチャリ)で、私が成人式の反動(笑)で買い集めたリサイクルの振袖を求めてくださったお嬢さんが2人いらっしゃいました。
そのうちのお一人が、今年成人式ということで、昨年の秋に振袖を着て記念の家族写真を撮影されました。
ちょっとだけ見学にいったのですが、その振袖にあわせてお母様がいろいろと考え抜いたコーディネートが、とてもよくお似合いで、本当に輝くような美しさで。そして隣で微笑むご両親の顔も、本当に誇らしげで、素敵で、おばちゃん思わず涙が(;;)。
親になって初めてわかったことですけれども、子どもが無事に成人を迎えるということは簡単なようで簡単なことではなく。成人となる我が子を祝う親御さんの気持ちを思うと胸がいっぱいになります。心からおめでとうございます、立派に育てられましたねと声をかけたくなります。
そして、前置きが長くなってしまいましたが(長過ぎるわ!)、なにより主役の成人を迎える皆様、本当におめでとうございます。
自分らしい生き方を大切に、成人としての自覚と共に、成長を見守ってくれた周囲の方への感謝も忘れないでね。
振袖を着る時は、洋服の時とはちょっとだけ動きを変えてみてください。お袖は意外と重いので取り扱い注意です。立つときは、足がガニマタにならないように(笑)、椅子に座る時はお袖を膝に置いて踏まないように。帯がつぶれないよう椅子には浅めに腰掛けて。
そして最重要事項は、トイレにいったときの対処法です。着物を着慣れていない人は、着付けてもらったら、その場でトイレでどうしたらいいか聞いて確認を。安心して一日を過ごせますよ。
なにしろ振袖は日本女子のプリンセスドレス。優雅に振る舞ってくださいね。
こんなに気持ちが盛り上がる盛装はちょっと他にはありません。そして、振袖を堂々と着られる時期はあっと言う間に過ぎ去ります! いやもうほんと、うかうかしてると、年齢的に人前では着られなくなりますから(笑)着られる機会があったらどんどん着て下さいね~\(^O^)/
お祝いの日が、晴天に恵まれますように!
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