衣がえの決まりあれこれ
星わにこ
2013/09/24 00:00
暑さ寒さも彼岸までといいますが、永遠に続きそうだった猛暑もさすがにやわらいできましたね~。
9月も下旬になると、葡萄とか栗とかサツマイモとかが気になるようになり(食べ物ばっか)、単衣にあわせる帯や小物もすっかり秋仕様を考えるようになってきました。
そもそも「単衣(ひとえ)」って、着物を着はじめたときにはよくわからなくて、夏でも冬でもない、6月と9月にしか着られないと聞いて「贅沢なものだなあ」と思ったものです。
でも、ちょこちょこ着るようになってみると「この時期しか着られない!」という着物は気合いを入れて着たくなるものなんですね(笑)。季節を楽しむのも(それがちょっと無理をしていたりしても(笑))着物のお洒落の楽しみであり、醍醐味なんだなあと知りました。
そして意外と「初夏も初秋もオッケー!」と思える単衣は少ない。柄もそうですし、あとどうしても着たい色のトーンが違ったりします。どっちでもいいかなと思うものは、中途半端だったり(涙)。それもまた悩ましいのですが、手持ちの少ない着物で、ない知恵をしぼって季節にあわせるのは燃えますね~!
帯や小物は、時期によって夏物をあわせたり、袷のものを使ったりするんですよね。覚えきれないので毎年どうだっけ、とアンチョコを取り出して確認しています。帯の衣替えも気温とにらめっこで悩ましいところです。
ほんと、着物って時々、苦しいのか楽しいのかどっちやねん! と自分でつっこみたくなりますが、そのややこしいところがまたはまったら抜けられない着物沼の深さなんでしょうね~(^^;)
普段着であればきっちり衣替えをすることもないし、フォーマルな席やお茶席以外は、無理をしなくてもいい風潮になってきましたし、気温やお天気にぴったりの着物姿の人を見かけると、拍手したくなります。
それでも普段に着物を着ているというよりは、ちょっとおしゃれしておでかけしたいときに着ることが多い私にとっては、衣替えの「決まり」はちょっと気になるもの。
皆様のほうがお詳しいとは思いますが、一般的な目安として、9月の前半には夏物の帯、襦袢、小物をあわせ、後半には袷の帯(八寸などや染めなどの軽やかなもの)、襦袢、小物をあわせます。9月前半は暑い日には絽の着物でも可、10月の半ばくらいまで暑い日には単衣を着てもよし、ということになっているようです。
素材だけでなく、色や模様でも気温にあわせて夏から秋への移り変わりを楽しめたりするといいなあと思いますが、上級者への道のりはなかなか遠い……。
あとひとつ、単衣のシーズンは6月は梅雨、9月は台風と、結構雨が気になる季節でもあるので
雨コートなどの雨対策もしっかりしておきたいですね。
日本も広いので、北と南では気温も随分違うはず。気がつくとあっという間に過ぎ去ってしまう、単衣のシーズン。決まりにきゅうきゅうしすぎないで、融通をきかせつつ、季節を楽しみたいですね。
さあ~いよいよ秋も本番\(^O^)/ そしてあともう少し、単衣を楽しみたいわにこでした。
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今締めたい♪
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