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日本のレジ袋!?吾妻袋を作ってみたの巻

星わにこ
2020/07/15 00:00
 7月からレジ袋が有料になりましたね。うっかりしていて、おっと、とレジでお金を払うこともすでに何度か。数円ですが、ちりも積もれば山となる。エコバッグを持ちあるこう、という意識につながりますね。袋も買えば、大事に使おうという気持ちにもなるしいいことかなと思いますが、レジの方がいちいちお客さんに確認しなくちゃいけなくて大変だなあと思います。  でもこれも、だんだん慣れていくんでしょうね。サザエさんのように、買い物かごを持って買い物に行く昭和スタイルが復活するのかもしれません。ステイホームしかり、世の中の常識だと思っていたことが、変わってゆき。令和ってほんとに新しい時代なんだなあと思ったり。  さて、この際エコバッグを手作りしてみよう、なんて思ったのはいいのですが、トートバッグもね、紐のとことか意外と面倒で、お裁縫スキルの低い私にはあー面倒くさい~としか思えず。パーツも、結構いろいろ揃えないといけないし、紐も買ってきてつけるという手もあるけどそれもなあ‥‥というわけで、袋物とかパパっと作れる人マジ尊敬します。  でも、日本には吾妻袋という、1枚の布を2カ所を縫うだけで袋の形になるというすばらしい袋物があったではないですか! 反物をつかえば、切った端を縫えばいいので(気にならないなら縫わなくてもいい!)4カ所縫うだけです。  着物好きの方にはいまさらかもしれませんが、改めて。まず、長方形の布を用意します。長さは短辺の3倍程度の長さがあればオッケーです!  中表にして3つに折りたたみ、まず下の1辺を縫い、次に上の1辺を縫います。これで出来上がり。えー!  あとは、ひっくり返せばあら不思議。持ち手をしばれば袋物のできあがり。すごいですね。そういえば子供の保育園グッズとして作ったなあ(遠い目)。  日本の万能持ち運びアイテムとして風呂敷がありますが、風呂敷をレジや買い物台に広げて包むのってちょっと難しい場合もありますよね。その点、おなじようにペッタンコにたためてかさばらないこの吾妻袋は作りやすいし使いやすいです。意外と収納力もあるんですよ。  大きな布で作れば、肩にかけて使うこともできます。重いものを入れるときは布の強度も大切ですので、リメイクもののときは気をつけて。  もちろん、補強の三角布をつけたり、切り替えで作ったり、縫い目の処理をきちんとしたり、これも丁寧に作りたい方はいくらでも丁寧にできます! ズボラ仲間の方はちくちくと2カ所縫うだけでもできちゃいます。  縫う箇所をなるべく減らしたい私は、まずは100均のてぬぐいでチャレンジ。あっというまにできました! 短辺と3つに折った長辺が同じ長さじゃないと、ちょっとよじれてしまったりしますが、キニシナイ人はそれでもオッケー(えええ)。反物だと、端の処理も楽ですよね。  エコバッグはちょっと濡れてもいいよねなんて素材だといいかなと、もう着ない雨コートの袖でも作ってみました。ちょっと長辺の寸法が足りなくてヨレたけどキニシナイw  薄手の布なら折り畳んでの持ち歩きも楽。布を見ると、吾妻袋にできそう!とか考えちゃうようになりました(笑)。マスクにエコバッグに、今年はなんか手作りが要求されている年なのかもなあと思ったり(別に要求はされていない)。  着物にももちろんピッタリの吾妻袋、お気に入りの布で手作りされてみてはいかがでしょうか。