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スッキリ!年末年始に断捨離に取り組んだ話の巻

星わにこ
2024/01/10 00:00
遅ればせながら、明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。 今年のお正月はこれといって予定を入れず、家で過ごしました。年末風邪で寝込んだ以外は家にいる時間があまりなかったので、荒れ放題の我が家‥‥。さすがに見てみぬフリもできず、片付けをはじめました。 最初は大掃除のつもりで換気扇と洗濯機を綺麗にしたら、掃除と片付けの神様が降りてきて、そこから怒涛の掃除と断捨離が始まりました。リビング、押し入れ、台所、洗面所など、見直したらかなりの不用品が出ました。 自分の洋服やバッグ、趣味のものなど箪笥や引き出しから出してみると「なぜこれを大事にとっているのか」というもののオンパレード。汚れていたり壊れていたりというものは思い切って処分。可愛かったり思い出があったりというものも、今後必要なさそうなものは写真にとって処分。 服も1年着ていないものは処分。なのですが、昨年は筋トレをはじめてなんだかんだで5キロほど痩せることができたので、ぶかぶかになったボトムスを処分して、意地汚く取っておいた「痩せたら着る」やつを復活させました。太ったら着る、は考えないで捨てることにしました(汗)。 庭の掃除もしたので、全部合わせてゴミ袋45リットル20袋くらいは捨てましたね‥‥。粗大ゴミも5点。家具も減らしました。 着物については普段着ゾーンはなんだかんだで出し入れしているのですが、フォーマル着物やおでかけ用をしまっている桐箪笥の盆エリアは普段ほとんど触ることがありません。 大事にしているものばかり(と自分で思っている)ので、捨てることはないだろうと思っていたのですが、全部出して1枚1枚みてみると結構シミがあったり袋になっていたり、嫁入り着物で持たされたけど今まで一度も着ていないし、今後も着ることはないだろうというものも流石にもう手放す時だと思えました。 それから、結婚記念日に作った「家内安全」の江戸小紋も、元夫の7回忌が済んだ今非常に重い思い出の品となっており(笑)、これも手放すことにしました。親にあつらえてもらったもの、自分であつらえたものも、今までは手放すなんてとんでもないという気持ちでしたが、これからは自分の着たいものだけ残そう、と思い切ったら、気持ちがすご~~~く軽くなりました。めちゃめちゃ爽快!! 友達に声をかけてもらってもらったり、寄付に出したり。今までありがとう! という気持ちで送り出しました。 もったいない気持ちや、いただきものだから悪いな、とか、せっかくお金をかけたのにとか、そういう未練でものを決めるのではなく、これから着るか着ないか!という基準で決めたら、本当にスッキリ。 あと、あれっ!私こんな着物もってたっけ(おお~い)というものも発掘され、これは着なければ!と思ったり。 いままで「いつかなんとかしなければ」という大事だからこそちょっと気が重かったブラックボックス(箪笥)が、お気に入りだけを残したら、非常にスッキリと軽く明るく見えてきました。「人生最後に桐箪笥ひとつだけ残したい」に向けて、一歩前進です。 50代も後半、着物を着ているときによく言われる「今のうちにたくさん着ておきなさい、年をとると着られなくなる」という人生の先輩方からの言葉の意味が、なんとなくわかるようになってきました。 お正月も、あと何回迎えることができて何回晴れ着を着ることができるのか?と思ったら気に入らないけどもったいないし、なんて理由で着物を着ている場合じゃないですよね。 大好きな着物だからこそ、着て楽しいものを着たい! 今年はばんばん袖を通して、今後残していくのか手放すのかを考える年にしたいと思っております。 といいつつ着物の煩悩はなかなか捨てきれませんが(笑)今年はスッキリ!着物生活を目指してまいります! という年頭所感でございました。

マジでおすすめ、帯枕の紐を下に引き抜くと天国!の巻

星わにこ
2023/11/22 00:00
枕紐をしっかり帯の中に押し込んだつもりでも、いつの間にか上に上がってきて帯揚げを上に押し上げたり、結び目がみぞおちあたりに当たってしんどくなってしまったり。そんな経験は皆様あるのではないでしょうか。 もう何年前のことになるでしょうか。たかはしきもの工房のアドバイザーさん考案の「枕紐をひっぱって帯の下から抜いてほどき、脇で紐を真下に引き下げてもう一度結んで帯に戻す」という裏技を教えてもらってから、自分で着るときにはずっとそうしています。 ただ、これはよく伸びて、つるつるすべらないたかはしの「空芯才」の枕紐だからできる技。ガーゼなどの伸縮しない枕紐やストッキングのようなつるつるの紐では安定しないのでおすすめできません。 また、枕紐を下に引き抜くときに、伊達締めや胸紐をしているとひっかかってうまく抜けないことがあります。 そんなときの裏技が月刊アレコレに掲載されていて、これが目から鱗。ベルトでつけるタイプの帯板の下に、帯締めを上を輪にしてはさんでおいて帯を巻きます。 帯枕の紐をその輪の中に通して結んで、帯締めを帯の下に引き抜けば、帯枕の紐がひっぱられて下に出てきます。それを解いて、ざっと脇に引いて分けて、さらに真下に引いて再度結ぶ。 毎回帯締めを引っ張り下ろす時に「ちゃららららら~~~♪」とポール・モーリアのオリーブの首飾り(手品のときによくかかるBGM)を口ずさんでしまう私です(笑)。 枕紐は帯のお太鼓の重さを支える役割がありますから、その重さをみぞおちで受けると結構厳しい。この枕紐下に引き抜く技(なんかいいネーミングないのか)は、それをすぱっと解決して、すごく胸元を楽にしてくれます。 普通のガーゼの枕紐でもこの技に近づけるコツは、少しゆるめに結んで、結び目を帯の下のほうに押し下げるとき、真ん中だけでなく脇からしっかりと中に押し込んでみてください。かなり楽になりますよ。 いろんな着付けの裏技がありますが、私的には着物を着ている時間を最も快適にしてくれた最強TIPSです! これ、考えてみたらコラムに書いてなかった!と慌てて書きました。たくさん食べられます(そこ?) やったことないわ、という方がいらしたらぜひ試してみてください。快適ですよ~~~!

磁石式のアームクリップで裄を調節!の巻

星わにこ
2023/11/15 00:00
先日まで暑かったのに、いきなり気温が下がって冬の気配が感じられる様になった東京です。お気に入りの羽織や道中着が楽しめるようになりました。 羽織は一番上に着ますから、裄が短いと着物の袖が飛び出してしまうので、着物のときにはマイサイズのものでないと楽しめないとずっと思っていましたが、先日着付教室の生徒さんが素敵なアイデアで、裄の短いアンティーク羽織を楽しんでいらしたのです。許可をいただいたのでご紹介しますね! 使っていたのは長さ20センチほどの革のベルトの両端に磁石がついているアームホルダー。家事のときなどに袖をまくったとき、袖口からはさむことで長さを調節して固定してくれるすぐれもの。クラウドファンディングで見つけて、購入されたそうです。 クリップ式のアームホルダーだと、長着と襦袢の両方いっぺんには長さ調節できないですよね。これなら、さっと袖口を短くしてぱちんと磁石で挟むだけで、2枚いっぺんに短く調節できます。すごっ! ささっと両袖の長さを短くしたら、お気に入りのアンティーク羽織を羽織っても、袖口が出てこず気になりません。賢―い! しかも、磁石ではさむので、今までのアームバンドやクリップに比べて着物の生地が痛みにくいのも高ポイントです! 今まで、裄が短い羽織は、洋服の上に羽織るくらいしか思いつきませんでしたが、この方法なら活躍の場がぐんと増えそうです。そうすると、今まで諦めていたおしゃれが楽しめちゃうかも! と目から鱗の裏技でした。 羽織に限らず、道行や道中着にも使えるし、普段の家事などでも、おしゃれに活躍しそうなアイテムですね! ちょっと工夫したら、自分でも作れるかも? 一般発売されたら購入してみます!

衣替えは着物の点検とワードローブ見直しのチャンス!の巻

星わにこ
2023/09/20 00:00
暑くて永遠に終わらないように思われた夏も、少し手を緩め始めた感のある今日この頃‥‥といってもまだまだ暑くて9月も下旬になろうというのにとても単衣を着る気になれないわにこです。10月からもこの気温が高めの傾向は続くようで、とても暦通りに袷を着られるようになるとは思えません。1年中単衣で過ごしてもいいのかも? とはいえそろそろ衣替えも視野に入ってきますね。シーズンが終わった着物をお手入れするのはもちろんなんですが、仕舞い込んでいたこれからの季節の着物をもう一度点検してみませんか。 よく着物を着る人は、着物を毎シーズンお手入れに出すというよりは「汚れたら出す」ことにしている人もいらっしゃるのではないでしょうか。私も、着た回数が少なくてそんなに汚れのない普段着などは2,3シーズンに1回お手入れに出すかな、というような感じです。 そういう着物を、いざ着ようとひろげたときに、「あっ!袖付けがほころびてたんだった」とか「裾が擦り切れかけている!」とかいったことに直面したことはありませんか。私はめちゃめちゃあります(え~)。 自分でできるちょっとした修繕や、あとでお手入れに出そうと思ったものをそのままにしてとりあえずしまってしまった前シーズンの自分よ、ちょっとここにきて座れ。 まあ私ほど後回しにする人もいないかもしれませんが(ゴホンゴホン)、なかなか、着物を着た後、すぐお手入れや修繕をしておく時間がなかったり、その時は気がつかなかったりということもあるわけで。 また夏の暑い暑い中、箪笥に仕舞われていた着物は意外と湿気を吸っていることも。秋晴れの日に、箪笥から出して拡げてできたら羽織って、虫干しがてら着物の点検をしてみてはいかがでしょうか。 意外と気づかなかった汚れを発見したりということもありますし、その着物を今後も着るかどうか検討する『箪笥の肥やし自分会議』を開催することもできます。 ほんとに、なんでもかんでも「いつか着るぅ~」「直して着るぅ~」と仕舞い込んでいると、きりがないのですよね。私だけかもしれませんが、好みが偏っていて同じようなものを何枚も何枚も持っているような場合は、お気に入りの優先順位をつけて処分していかないと、増殖の一途(しかも人からみたら同じやんけ、という)を辿ることに。 シーズン終わりにももちろん考えるわけですが、シーズンの初めにもう一度「この着物、今年着る?」ということをぜひ考えてみてください。 昨年そんな着物の保管・メンテ・処分の方法について書いた拙著『その着物、どうする?』(河出書房新社)が発売から1年4ヶ月経って、なんと3刷がかかりました。感謝です!! 同時に皆さん、着物についてはやはりお悩みなのだな、としみじみしております。 表紙をみただけではわからないのですけど、全部書き下ろしの漫画です! お片付けやお手入れ、リメイクなどについてそれぞれ達人の教えをいただいたので、自分でも読み返して役立てております。まだ読んでないわ~という方がいらしたら、よろしければネットショップとかでサンプル読んでくださいね。電子書籍も出てます! なんて、最後宣伝になってしまい大変失礼いたしました。 衣替えのシーズンは、着物の点検とワードローブの見直しのチャンスです。着物を着る機会の多い方は尚更、これを機会に自分の着物を見直ししてみてくださいね!

キモノマルシェ2022信州上田にお邪魔しました!の巻

星わにこ
2022/10/26 00:00
先週の日曜日、長野県上田市で行われたキモノマルシェ2022というイベントに参加してきました! 長野のキモトモ(着物友だち)のおかげで、長野には何度も着物旅行に行っているのですが、コロナもあって久しぶりの訪問になりました。 キモノマルシェが開催されるのもコロナで3年ぶりということで、街は着物姿の人でいっぱいに。紬あり、アンティークあり、和洋ミックスあり、ロリィタあり、お子さんの着物姿もあり、男性もたくさん。とーってもバラエティに富んでいて、着物を楽しんでいる人の多さに嬉しくなってしまいました。(思わずお声かけしてしまった皆様、驚かせてごめんなさい!) シャツやブラウスの上に着物、着物onプリーツスカートなどなどとっても素敵で、私もやってみたくなっちゃいました。 会場は5カ所に分かれていて、フリーマーケット会場、着物のレンタル着付けができる会場、お茶や講演会の会場、組紐や染めなどが体験できる会場などなどバラエティに富んだ構成。私もフリマの会場を覗いて、水引のピアスをゲットしました! 主催者さんもびっくりの人出だったそうで、みんな着物でお出かけしたかったんだよね!と頷きまくり。私も本当に楽しい1日でした。 そして今回はなんと、上田紬の小岩井紬工房の小岩井良馬さんとトークショーをさせていただくということで会場の犀の角さんへ。小岩井さんは伝統工芸士リョウマという名前でYouTuberもされていて、今回はその公開録画とのこと。また、チャンネル内では人気の『着物警察』という動画のシリーズがあるのですが、密かにファンだった私(笑)。いつか出してくださいね~と言っていたら、今回出演させていただけることに!  そこで何を着ていこうか悩んだのですが、上田紬は持っていないし……と、思い浮かんだのが今年誂えた牛首紬。まだ袖を通していなかったので、これは今でしょ!ということで初おろし。帯はワニアピールで、中野スズミさんにお願いして描いてもらった「月に吠える鰐」にしました。帯揚げは招き猫、帯締めは長野のキモトモに譲っていただいたもの、足袋はゑびす足袋の革?足袋に、カレンブロッソでワニの布を持ち込んで鼻緒オーダーした角草履と、めいっぱいおしゃれをしていきました。 ちなみに、三大紬は大島紬、結城紬、三つ目は上田紬とも牛首紬とも言われます‥‥諸説ありますが、上田紬は歴史が深くとても素敵な紬です。格子や縞が素朴なこれもいつか手に入れたい憧れの紬です。 トークショーも着物警察も緊張しまくりで、目が泳ぎまくりでしたがリョウマさんが上手にアシストしてくださってなんとか終了! コーディネートも褒めていただいたり、とても嬉しかったです。そのうち動画が公開されると思いますので、よかったら見て下さいね!

絹という素材の美しさと「育てる」ということの巻

星わにこ
2022/10/19 00:00
先日、着付け教室の生徒さんが持っていらした深い青色の帯揚げが、それはそれは美しい光沢で、思わず「うわぁ~綺麗ですね!」と言うと、箪笥に入っていたお母様の帯揚げを染めてもらったものだとか。 シミが出ていて、そのままじゃ使えないなと思っていたら染め直しもできますよと言われたのでお願いしたの、とのこと。本当に新品同様の艶で、シミがあったとは思えない美しさ。職人さんの技術もすごい。しばしうっとり触らせていただいてしまいました。 染め直しは、色が派手になったものやシミがあるものなどを染め直すことで生まれ変わらせること。特に柔らか物は若い頃のものが派手になったから、というような理由で染め替えることがあります。 着物の表地だけでなく、生徒さんが持っていらしたような帯揚げや、八掛、帯なども染め替えで生かすことができます。絹は動物繊維なので、染まりやすいためこういった加工も発達してきたのですね。全体を同じ色で染めるなら、比較的安価にできますし、費用はアップしますが柄を活かしたければそこを糊伏して染めることも可能です。 染め替えは柔らか物で見ることが多いですが、紬もできます。織柄などは目立たなくなってしまうので、それが難点ではありますが、逆にそれがよい場合も。 いただきもので本当に気に入っている大島紬の着物があるのですが、大島の光沢がありながら柔らかく、藍色なのですがよ~く見ると大島特有の柄が浮かび上がります。もともとの着物は泥染で赤色が差してある龍郷柄だったと思うのですが、全体を藍色に染めているため、柄が目立たなくなっています。 龍郷柄は結構インパクトがありますし、「ザ・大島紬」というかんじですが、それに色かけをしたことで、大人しくどこにでも着ていきやすいような仕上がりになっていて、とても重宝しています。 そしてなにより、一度仕立て直しをしていることで信じられないくらい軽くしなやかで着やすくなっています。よく「紬は着て育てる」といい、「洗い張り3回目が最高」と言う話も聞きますが、こういうことなのでしょうか。 自分でも大島紬や紅花紬を仕立て直して着ているものがありますが、やはり洗い張り前よりも柔らかく身に沿うような感じがあります。 染め替えや洗い張りで仕立て直した着物は、新品になるわけではありません。だからこそ、愛着も湧くし、「育てる」という言葉も納得です。 自分では染め替えは八掛くらいしかお願いしたことがないので、染め替えはいつかやってみたいなと思っていることのひとつ。 でも結構費用もかかることですし、そうそう気軽にできることでもなく、着物熱でうかされまくっていた頃に比べると「まあ、そこまでしなくてもいいか」というような気持ちに正直なっていたのですが、その生まれ変わったという美しい深い深い青の帯揚げを見て、ああ、やはりまだ技術がある職人さんが残っているうちに、私が元気に着物が着られるうちに(笑)一度トライしてみたいなという想いが蘇りました。 着物好きの夢は、果てしないですねえ。

しごき帯は七五三だけじゃない!?大人のしごきの巻

星わにこ
2022/10/12 00:00
七五三シーズンに入り、毎週末七五三のお子さんの着付けと撮影が楽しみなわにこです。 3歳さんの被布姿は本当に何をしても可愛いし、5歳さんは可愛い中にも袴でりりしさが、そして7歳はあどけなくもお姉さんぽさも漂って、いよいよ小さな子供の時期を卒業するのだなあ、という感慨があります。 7歳の時には四つ身といって、身長の4倍の長さの反物を使って作られる着物を着ます。袖も長く、振袖のように華やかに帯結びをします。筥迫(はこせこ)や房つきの扇子を身につけ、帯の下線にしごき(しごき帯)を結びます。 このしごきですが、裾を長く下ろして着ていた時代に、外出するときに裾をあげるために使ったもの。花嫁さんの抱え帯も同じ役割です。 しごきは、幅30センチ、長さ2メートル30~50センチほどの無地の布に、先にフリンジ状の房がついています。この房の紐がおめでたい七宝結びになっているものが一般的です。 色も、赤や黄色、ピンクなどいろいろあり、柄入りのもの、先端の房もいろんな形状のものがあります。 帯の下に巻いて、後ろでリボン結びにすると、まるで腰のあたりに蝶々が止まってふわふわ揺れているようで、本当に可愛らしいです。 しごきは花嫁衣装で引き振袖のときに使われます。しごきの代わりに抱え帯が使われることも。抱え帯は、白無垢の掛下にも使われますが、役割はしごきと同じ。柔らかい素材のしごきと違って、綾子などを細い帯の形をした抱え帯は下に垂れる房はついていません。 大人がしごきや抱え帯をするのは、裾引きの着物のときが主でしたが、令和に入って成人式の振袖にしごきや抱え帯をする人が増えてきました。 華やかになりますし、成人式の振袖はほんとうにどれだけ盛っても可愛さましましですから、いいなあと思います。抱え帯もいいですが、しごきだとだらりと垂れた房が揺れて、またこれ可愛いものです。 本来後ろで蝶々結びをするものですが、可愛いので前で結んでいる写真も見かけます。それもまたよしですです。 注意としては、子供用だと長さが足りませんので大人用の3メートル50センチ前後あるものを使いましょう。柔らかめの布やレースで、手作りしてもいいかもしれませんね。 お祝いの日の衣装を考えることは、本当にわくわくと楽しいものです。七五三や成人式のお祝いのとき参考にしていただけたら嬉しいです。 最後にちょっと宣伝です! 10月23日(日)長野県上田市で開催される「キモノマルシェ2022」にゲスト出演することになりました。 伝統工芸士で着物YouTuberの小岩井紬工房の小岩井良馬さんとトーク対談をさせていただく予定です。 お近くの方、ぜひ遊びにいらしてくださいね!

きもチャリ!2022ありがとうございました。の巻

星わにこ
2022/09/21 00:00
先週末8月のコラムでも宣伝させていただいた、きものチャティーバザール略して「きもチャリ!」を開催しました。 数十年に一度という大型台風が上陸ということで、都内でも電車が止まったり大変な中でしたが、なんとか無事終えることができました。 コラムを読んで、と寄付をくださった方やお買い物にきてくださった方もいて、本当にありがとうございました。サイズや状態もよいものをお譲りいただき、いろんな方のところにお嫁に出すことができました。感謝しております。 また改めてご報告しますが、売り上げは「ハタチ基金」に寄付させていただきます。ありがとうございました。 「その着物、どうする? 好きだから知っておきたい保管・メンテ・処分の方法」星わにこ著(河出書房新社)より 久しぶりの開催、しかもまだまだコロナ禍ということで、昭和な家スタジオを一緒にやっている瑞穂ちゃんと手探りで準備を始めましたが、走りだしたら今までボランティアで関わってくれていた友人たちがさっと必要なところで手伝ってくれ、荷受けから設営、販売から撤収まで非常にスムーズに行うことができ、ほっとしています。 拙著にも登場する友人たち、気持ちよく手を貸してくれて改めて感謝感謝でした。 宅急便は30箱、たくさんの着物を直接搬入にきてくださった方もいらして、狭いスタジオの中が着物の山に埋もれ、これは陳列は無理‥‥かも?と、私も夜しか眠れませんでした(寝とる)。 でも、設営には片付けコンサルタント、バザーの鬼、催事販売のプロなどなどが集結してあっという間にスタジオがお店に変身! 毎回値段をどうつけるかが悩みどころです。できたらたくさんの方のところで有効活用してほしいので、お手頃なリサイクル値段を心掛けました。 自分で気に入ったものを掘り出すのも楽しみですが、どんな着物かもわかるとお買い物も楽しいですよね。寄付してくださった方に、サイズやどういう着物です、ということがわかる「着物カード」をできたらつけてくださいと図々しくお願いしたのですが、それをつけておいたので、参考にしていただけたのではと思います。 また今回は高崎のきものサロン「にきたえ」の小峯さんが、地元でもきもチャリ!をやってみたいから勉強させて、とおっしゃってスタッフに入ってくださって、着物の目利きをしてくだいました。全てではないけれどこれはこういうところがよい着物、ということをお客様にちゃんと伝えて販売することができたかなと思います。私も勉強の機会をいただけて嬉しかったです。 お客様には試着で、似合うものを探してもらうのも楽しかった! 「日舞で使う」「落語を聞きにいきたい」とか「パーティ用に」とかの着用目的を聞いて、出した着物が気に入ってもらえるとめっちゃ嬉しかったです。お客さんとスタッフで、あーでもないこうでもないと言い合う時間も、いいものだな~と再認識。 どの着物も帯も「ああ~お似合いだな~」という方が連れ帰ってくださるのが、毎回不思議です。とにかくお値打ちなので、爆買いされる方も。近くのコンビニから宅配便を出した方も数名いらっしゃいました。わかる‥‥! 閉場時間には、腕利きの片付け隊が集結。あっ!というまに残った着物も箱詰めされ、NPO法人エコメッセさんに引き取っていただいて撤収完了。さらに着物として引き取り不可のウールなどをリサイクルショップ「秘密のさくらちゃん」に引き取っていただけることになりました。 こうして2022年のきもチャリ!プロジェクトは無事終了。あとは寄付などの事務作業を残すのみとなりました。本当にありがとうございました! 寄付して嬉しい、買って嬉しい、売り上げは誰かの役に立つ、と三方よしのイベントになったのではないかなと思います。ただ運営のマンパワーは相当必要なので、そこがうまくできるかどうかが課題かもしれません。 今回私が特に嬉しかったのは「片付けるきっかけになりました」とか「片付けてみたら、知り合いの人たちが意外ともらってくれました」などのお声をいただけたこと。まずは動いてみると、意外と解決の道が見えるのかもしれません。 もうすでになさっている方も多いかとは思いますが、コロナ禍でおやすみしてしまった、いろんな形で着物を活かして楽しむ機会がまた増えていくといいな~と思います。 改めまして、「きもチャリ!」へのご協力、ありがとうございました(ぺこり)。

冷感汗ふきシートで夏着物も涼しく!の巻

星わにこ
2022/08/17 00:00
まだまだ残暑厳しい毎日ですが、この時期本当に汗が困りもの。何を着ても暑いこの時期、夏着物も少しでも涼しく着たいために、皆様さまざまな工夫をされているのではないでしょうか。 私も涙ぐましい努力を重ねてまいりました。麻のステテコや冷感肌着、保冷剤などなどいいと聞けばすぐ試す! そして着物を着るときには、エアコンを効かせた部屋で扇風機を回しながら、とにかく汗をかかないで着ます。 着てしまえば意外と大丈夫なのですが、着るときは動きますから、その時点で汗をかいてしまうともうなかなか汗がひかなくてしんどいし、またかいた汗が冷房で冷えたりすると体が冷たくなることも。 また、室内や移動交通機関内は冷房が効いていても、家から駅まで炎天下を歩くときが問題。日傘は必須で保冷剤を握りしめて移動していました。 先日、新宿津田家の女将さんに「ビオレの冷シートを衿肩あきや胸元に挟むと、すっとして外を歩いても気持ちいいわよ。ゴルフをする人が肌着の下に挟むと涼しいって教えてくれたの」と耳寄り情報を教えていただきました。 早速ドラッグストアに走ってゲット。汗ふきシートはあまり使ったことがなかったのですが、メントール配合ですーっとする感覚が確かにマイナス3度感覚。 着物を着る前にも、さっと胸元や腋の下、首元など拭いておくとスキッとして汗が出にくい気がします。また、取り出してそのまま挟むよりも、肌着が濡れにくいかもしれません。 今まで、制汗剤をしゅーっと吹きかけていましたが、個人的にスプレーにむせがちなのでちょっと苦手でした。それよりスッキリして気持ちがよいです。 着物を着たら、そっと首元や襟元の肌の上に直接あたるように挟むと、すーっとした冷感が続きます。いつもははふはふ言いながら歩く駅までの道(10分程度)も、しゃっきりと歩けました。 電車内などで冷房が効いていたら、もう取り外してしまってOK。捨ててもいいし、小さいジッパー付きポリ袋などに入れておけば、後からまた汗ふきにも使えます(せこい)。 今まで解けちゃった保冷剤、もう一回冷たくならないかな!とか思っていましたが、こちらはバッグに入れておいて、都度使えばよし。洋服のときにも、便利です。 メントールの冷感刺激に弱い方やアルコール過敏症の方、肌の弱い方、乳幼児は使わないでくださいとのことなので、成分を見て合わない方は注意してください。 あと、濡れた状態のものなので、肌着に挟む時、特に正絹の着物などに付かないように気をつけてくださいね。 この夏知った、新兵器!! ご興味のある方はお試しくださいませ。

ご褒美着物をネットで誂えちゃった★その2 追いかけ仕立て?相対仕立て?の巻

星わにこ
2022/06/29 00:00
さて先週、牛首紬を清水の舞台から飛び降りてポチった話をしたわけですが、着るためには仕立てをお願いしなくてはいけません。 八掛はプロにお任せ、太ってしまった分寸法は自動計算という素晴らしいシステムに頼った私ですが、ここで反物の左右の向きを決めるという最終ミッションが課せられました。 追いかけ仕立てか相対仕立てか。「おっかけ」「ぶっつけ」などともいわれるのですが、要は反物が左右で色や柄が違う場合、それをどのように合わせて仕立てるかということです。 私の選んだ反物は、白から緑へのグラデーションになっているので、どう組み合わせるかでかなり印象が違うということになります。 まず、追いかけ仕立ては左右を同じ向きに繰り返していくので、リズミカルで大きな縞柄のようにも見えます。どちらかというとカジュアルなかんじがします。 相対仕立てとは、背中心を中心に、左右対称に仕立てるもの。色が広い面積で繋がるので、整った印象に。色などによっては難しいことも。 自分の持っているものは追いかけ仕立てのものが多いのですが、紬とはいっても今回選んだのはちょっとドレッシーな光沢のあるものなので、悩むところ‥‥。 衿の部分は、濃い色にすると締まった印象になりますが、今回は白にして顔写りがよいようにすることに。しかしその他が決めきれません‥‥。 そういえば! 銀座いち利の女将さんの動画で「おっかけ」と「相対」のお話をされていたような?と思い探してみるとありました! 参考動画:【女将解説】”おっかけ” ”相対” これで納得!お仕立て方法について すると、なんと!  右側は追いかけ仕立て、左肩は相対仕立てという技があることを知りました!! こうすると、左右で袖口の色が同じになるため整った印象にもなりますし、左肩にグリーンの色が面積が広く入るので柔らかい印象にも。 これだ!! というわけで、いただいた図にはなかったのですが自分で塗り塗りして、可能か伺ってみました。 OKです、ということでこれでお仕立てしていただくことに!! はあ~めっちゃどきどきわくわくです! そして待つこと約50日。 出来上がって参りました! いち利モールの赤いトランク型の段ボール。久々です!! めっちゃ可愛くてテンション上がる!! 丁寧に梱包された中に、光輝くマイ牛首紬紬が~~! 写真で見たのと印象変わらず、地に入った曲線も美しい~♪♪  早速羽織ってみて、想像通りの仕上がりに大満足! 着ておでかけするのは秋以降ですが、今から楽しみすぎます!! こんなコーデを考えてみました。ふふふふふ。 コロナ禍で減らすことばかりを考えていてお買い物も控えていて、久しぶりに着物を誂えたのですが、なんというかもう気持ちが爆上がり。大袈裟ですが、生きる喜びだ!!とすら思ってしまいました。 大切に袖を通すから、素敵な思い出一緒に作っていこうね~!なんて語りかけてなでなで。普段から着る着物も楽しいけど、やっぱりここ一番のおめかし着物はテンションの上がり方が違います。 さてどこに着ていこうかな! 今から秋が楽しみです(気が早い)