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2022年2月掲載着物の防寒は目的別で。
着脱できるものがおすすめ


毎日寒い日が続きますね。着物は肌着、長襦袢……と重ね着ですのでそもそも暖かいですから冬には向いていると思いますが、やはりあまり寒いと外に出たくなくなってしまうことも。

でも寒いからといってたくさん着込んでしまうと、暖房が効いている出先で暑くなってしまうこともあります。どういうおでかけなのか、目的別の防寒が必要です。

結婚式などでずっと空調の効いたところにいるとなれば、行き帰りの防寒だけ心配すればいいですし、公園で夜桜を見るから歩くなんてことになれば春でも寒さ対策をしたほうがいいとか、目的や行く場所によって防寒も変わります。

今の時代は基本、どこにいっても暖房があるので防寒にはそこまで力をいれなくてもよいのではと感じています。電車の中などは暖房が効きすぎて暑くなってしまうこともありますし、ホテルの宴会場なんかはドレスの人が大丈夫なような温度ですから、それこそ着物では暑いことも。汗びっしょりかいちゃうこともありますし、お出かけする場所次第で考えましょう。

着物で覆われている部分は暖かいですから、出ているところだけ温めれば十分と考えると、首、足首、手首をカバーできればよいことになります。

私が一番気をつけているのは、防寒対策は着脱できるものに限るということ。

寒いだろうと思って、背中にホッカイロを貼ってでかけたら、出先で暖房がすごく効いていて、もうムズムズしちゃって。熱いくらいなんだけど取り外せないし本当に大変だったことがあるんです。その後、貼っていたところが皮膚炎みたいになっちゃって、懲り懲りしましたね。

それからは、取り外しできない防寒対策は絶対にしないことに決めています。手袋やストールなどは、さっと取り外しして調整できるから重宝しています。

スパッツなどはなかなか脱いだりできないですから、避けていますね。私は普段お店に立っているときには足袋のインナーも履かないし、肌着も一年中フレンチスリーブのものなんです。本当に夏と冬で身につけるアイテムが変わるのは上に羽織るストールとコートくらいなんですよ。これは、一番長い時間を過ごすお店の中にあわせてのこと。通勤時間に外を歩くときの防寒対策さえできればよいわけです。

でも、外にいる時間が長い時にはそんな分にはいきません。以前街歩きツアーのとき、みんなに絶対足袋下ハイソックスを履いた方がいいと勧められて履いたんですが、暖かかったですね! 通勤くらいではいらないかなと思いますが、寒い場所にいる時間が長い時は足袋のインナーは必要だなと思いました。暖かい足袋なんかもありますし、やはり足元の防寒は重要ですね。

コートの使い分けのお話をしますと、着物のコートは身八ツ口が空いているので、防寒としては弱いですよね。厳寒期にはやはりウールのコートが頼れる味方になりますね。首はどうしても出てしまうので、そこはストールで対応しましょう。

女の人は細いところを温めろとよく言われますが、首や足首手首を温めればよいわけですね。腰については、着物は十分すぎるほど暖かいですし(笑)


あったか肌着はチラ見えに気をつけて


私はそんな防寒対策をしていますが、寒がりさんはそれでは足りない場合も多いかと思います。そんな場合はあったか肌着なんかもありますので、そういったものも利用されるとよいでしょう。痩せ我慢をしないで暖かくするのも、着物を楽しむコツ。自分の体感にあわせての防寒をしてくださいね。

肌着やストール、ケープのようなものは、洋服と兼用で使えるものも多いですし、特に和装用と構える必要もないかもしれません。ただ、ポンチョやケープなどはフォーマルでは使えませんからそこだけちょっと気をつけたらよいかと思います。

ただ肌着類の防寒はよいのですが、せっかく素敵なお着物姿なのに、長袖が着物の袖からちらりと見えたりすると「あら」と気になってしまうことがあります。レギンスもそう。階段やエスカレーターを登っているときなど、後ろの人に結構見えてしまったりするものです。ちょっと上前を持ったりすると裾がピタっと足につくのでバサバサ歩くよりも見えづらくはなるかと思いますが、気をつけたいポイントですね。

肌着の防寒をするときにはお色に気をつかうとか、見えないような長さにするなど気を遣うのもおしゃれではないでしょうか?



私はこの冬はストールにはまって、いろいろ揃えてしまいました。コートはなかなか毎年買い替えるようなわけにはいきませんから、小物で変化をつけるのもおすすめです。首元のお色が変われば気分も変わりますものね。

寒さも楽しむ余裕で、冬も着物でおでかけしてくださいね。