【Youtube】銀座いち利の女将ちゃんねる 毎週金曜更新
一覧に戻る
こんにちは、銀座いち利のみたざきです。
またお会いできました。
今日は半巾結び、この季節ちょっと出番が多くなったと思います。
私が一番簡単だなぁと思っているものを皆さんに覚えていただきたいと思ってます。
では始めます。
■パタパタ結び/レイヤー結びの方法
今回はパタパタ結びまたはレイヤー結びと言われている帯結びをしてみたいと思います。
私の中で一番簡単だなと思っているんですけれど、
このまず伊達締めをしまして、本来は後から帯板を入れるって方法が多いんですけれど、
私はやっぱりこの板があった方がしっかりしているので、今日は帯板付きでやらせていただきます。
前結び用の帯板です。本来は半巾用の帯板なんですよね。
しっかり締めました。
では、半巾の手先を持っていただいて、30センチ、これくらいですかね、
これをご自分の襟に合わせて、大体帯の上から30センチになるような形で、
内側が輪になるようにしていただいて留めておきます。
ご自分の帯の上のところを右手で押さえてください。
こちら反対方向に向けるとちょうど三角になります。矢印方向ですね、はい。
自分でくるっと回るか、帯を回していただいて、しっかり持って上に重ねます。
これを2周します。
2周しました。
右に来てるんですけれど、下を持っていただいて、こちら矢印のところ下をしっかり持ちます。
ぐーっと締めると締まります。締めました。
そうしたらこのクリップを外していただいて、右の脇、下のところを留めてください。
そうするともう緩んでこないので、あとはゆっくりお太鼓作りの結び方を簡単にできるようになります。
脇のところから斜めに内側に折り上げます。
こんな感じで2つに折り上げました。体の前で2つになるようにしてください。
そうしましたら、ご自分の真ん中に結び目が来るようにちょっと引いてあげます。
そこから、上からですね、ちょうどいまこれが30センチくらい、少し短めで大丈夫です、これを上から一度かけます。
いつも輪を持ってますよ。
ここで結ぶところなんですけど、皆さんなかなか力がないので、私は特に力がないので(笑)、
上に一度引き上げて、下の輪を持って下にぐーっと引いてあげます。
結構これでね、しっかり結べます。
それをまた上から、二つ折りにしたところを、またここで玉結びっていうか真結びですね、締めますので、上に一回引き上げていただいて、これもしっかり輪を持ってぐーっと下におろすと、しっかり結べます。
これは結び方の基本です。必ず上にあげて下におろすと。
同時に引くと、もうなかなか、しっかりとは結べません。
これね、色々なところで使えますから、皆さん覚えてください。
「上にあげて下に引きおろす」、これで玉結びしっかりとまりました。
それからたれの方を引き寄せていただいて、
出したい方の柄を上にしていただいて、
40センチくらいですかね、これをジャバラに折ります。
たくさん折っていただいた方が、柄がね、羽がいっぱい出来上がりますので、
こんな感じで40センチくらい、
でこんな感じですかね、
帯巾より10センチくらい下、上にも10センチくらい出るくらいの長さでいきます。
ここにたれ先というのがありますので、たれ先を下に向けてください。
そこから、下からこの結び目の下を通って、この結んでるところを通して、全部ここを通します。
ちょっとここが力仕事。
ちょうど結んだところで、こんな感じ。
まず基本を作ってあげてください。
ここからたくさん羽がありますので、羽が重ならないように、
ご自分でレイアウトしていただく、綺麗にね、黒と黒が重ならないようにね、
アレンジは皆さんもね、得意な分野だと思います。
こんな感じで重ならないようにしていただき、
ここがちょっと出てるところが元気なところなんですけど、
こう柄になさってもいいし、この黒の裏を出してもいいし、
これはね皆さんにお任せします。
柄が重ならないように、
下の羽が少し長くなるようにしていただくとお尻が目立たないと思います。
こんな感じで、あとは回しますので、その前にクリップを必ず外しておいてください。
これは必ず右回りにぐるーっと回しますよ。間違えて反対に回さないように。
はい、これで一回り。
ちょっと後ろを見てみましょう。どうでしょうかね。
枕が無いので背中がたくさん出ます。
シワが目立たないように、ちゃんと身八つ口から親指を入れて背中を引いてあげてください。
これで出来上がりです。
■レイヤー結びで使える帯揚げ/帯締めの結び方
はい、では、あともう一つあるんですけど、
ここの結び目がなかなかしっかり結べなくて、羽がこう落ちてきちゃうんですって方の予防のために、一つ提案があります。
帯揚げを使うということですね。
帯揚げで、2つ折りか4つ折りにしていただいて、この玉結びのね、真結びの上にこう乗せます。
これで羽が落ちてこない、予防になります。
しっかり後ろで結んでください。
脇から色が少し見えますから、おしゃれのことも考えてね、色を選ぶと良いと思います。
そうすると落ちてこないので、しっかりと、こうとまります。
上の方もこんな感じになります。
帯締めもしたいわって方もいらっしゃるので、
その場合はこちらあげていただいて、こう普通に通していただいて、結んでください。
これをくるっと回して結び直します。
まずこうやってね、しっかりとおろしていただく。これできれいにいけますよ。
ぐるーっと右に回していただいて、普通に帯締めを結んでいきます。
クリップを一つ使ってきゅっと引っ張っておきます。
こうすると、前から見ると普通のお太鼓、半巾結びじゃなくて、普通のお太鼓をしているように見えませんかね。
ちょっとそれを狙って、帯揚げ帯締めをしています(笑)
ぐっと、こんな感じですかね。帯板の内側に入れておきます。
帯揚げの結び方はこちら>>
「女将流!目から鱗!帯揚げの結び方」前編 / 後編
帯締めを…ピンクでしたね、今日は。
これは形だけなので、そんなにきゅうきゅうに結ばなくても大丈夫です。
人前でやると焦りますね…
帯〆の結び方はこちら>>
「【帯〆】基本の結び方と、短い帯〆も自由自在!女将の知恵を伝授!」
こんな感じで、前から見ると、普通のお太鼓をしているように見えませんか。
ちょっとしたお出かけに使えると思います。
■まとめ
いかがでしたか?
半巾結びもね、今はいろんな種類があります。
ご要望があればどんどんこれからもね、皆さんに画像をお届けしたいと思います。
…
画像じゃない、Youtube!(笑)
Youtubeをお届けしたいと思います!
はい、いかがでしたか皆さん!
初めてね、半巾結びやってみました。一番、簡単でオーソドックスなタイプをやってみました。
また皆さんからご要望があれば、またこんなのやってみたいなっていうのを、ちょっと難しくても頑張ってやってみたいと思います。
またお会いしましょう♪
■おまけ
半巾の帯っていうと、たれと手先っていうのがありますよね。
こちらのタイプは、どちらをたれになさっても手先になさっても大丈夫だと思います。
例えば、こんな柄もあります。
こういうちょっとおしゃれな柄なんですけど、こちらの場合、柄がこちらはっきり出てますよね。
手先はどうしても半分に折ってしまうので、最後の良い柄を出したいっていうところで、こちらをたれになさって、こちらを手先になさった方が、きっとね、おしゃれな結び方になると思いますので、こういう柄の場合はね、最初に手先とたれを決めていただくといいと思います。
銀座いち利の女将ちゃんねる
銀座いち利の女将、『みたざき要子』が主役のYouTubeです。
着物に関する様々な知恵や技術、面白いネタを提供いたします!
銀座いち利とは、「産地に着る人の思いをつなぐ」をコンセプトに、2008年銀座柳通りに産声を上げました。
専任のバイヤーが産地工房で直接買い付けた着物をご紹介するという
独自のスタイルへのこだわり。
それは、日々の暮らしの中で着物を楽しむ方に、「本物」をお届けしたいという、
いち利の願いです。
【Youtube】銀座いち利の女将ちゃんねる 毎週金曜更新
一覧に戻る