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帯留をネックレスでも楽しもうの巻

星わにこ
2022/07/27 00:00
いやー夏だけど、湿気がすごくてなんだかもう夏バテを起こしているわにこです。年々夏に弱くなっている気がする‥‥。 前回の帯留を透明ヘアゴムで安定させる技は、結構反響をいただきました。帯留と帯締めのマッチングやぐらぐら問題で悩んでいる人は多い! あと、帯締めを結んでしまってからなんかぐらぐらするなあ、っていう時も、帯留をつけた状態で金具のところに透明ヘアゴムをあとから8の字にかけるだけでもぐらぐらには効果があります。ほんとにいい仕事してくれるので、あ、と思ったときにはぜひお試しください。 コーデのアクセントに使いたい帯留ですが、皆様いくつくらい持ってらっしゃいますか? 私はこの間数えて見たら25個ありました。普段帯留をあまりしない派なんですが、一目惚れして買ったものやいただきものなど、気づけば結構な数に。 せっかくあるのに、めったにしないのでなんだかもったいない気も(貧乏性)。 でも先日、憧れの着物先輩が帯留をチョーカーにしているのを拝見。とっても素敵だったので真似してみました。 帯につけているときは小さく感じても、顔の近くに持ってくると結構大振りで、パンチのきいたアクセサリーになりました! チョーカーにうまく通らない金具のサイズのものでも、透明ヘアゴムの技を使えば大丈夫。 チョーカーだけでなく、ネックレスのチェーンの長さを変えることで印象も変化しますね。少し長めのチェーンだと、ボリュームがある帯留でも扱いやすく感じます。カジュアルめの帯留めは革の紐に通すと相性がいいです。 年齢を重ねてきて、大振りのアクセサリーも似合うようになってきたので、チャレンジしていきたいところ。あとは素肌の上もいいですが、タートルネックの上とかだと馴染みやすいかも。 和風だったりアンティーク風だったり、あまりネックレスにないモチーフのものだったりすると面白みが増しますよね。 若い頃はアクセサリーなんて全然興味がなかったけど、おばちゃ、いえマダムになってくるとちょっと大きなアクセサリーで華を添えたいなあと思うようになりました。キラキラが足りなくなってくるので補充したくなる自然の摂理(?)でしょうか。 帯留はうってつけの大きさとインパクトがあるのでぜひお手持ちのネックレスチェーンやチョーカーにあわせてみてくださいませ。革紐なんかでもかっこいいですよ!

総絞りの帯揚げをアイロンで伸ばして大人の帯揚げに☆の巻

星わにこ
2021/09/22 00:00
総絞りの帯揚げは買うととても高いものですが、やはり七五三や振袖など子供や若いお嬢さんの礼装に使うイメージが強いですね。 若い時には帯揚げはボリュームたっぷりに結びますし、年齢が上がってくると控えめにしますから、総絞りは似合わなくなってきます。 大人が使って悪いというわけではありませんが、若い頃のものをそのまま使っているなあ、という感じになってしまいがちです。もう使わない(使えない)なあ、とたんすの肥やしになっているものをお持ちの方もあるのではないでしょうか。 譲ったり、小物を作ったりするのもよいですが、色など気に入ったものであればアイロンで伸ばして自分で使うというのもおすすめです。 スチームアイロンをしっかりと生地をひっぱりながらかけると、絞りの山が平らになります。まったく平らにはなりませんが、これだけでちょっとふんわりした使いやすい帯揚げの出来上がりです。 絞りを伸ばすと、糸をくくって染まっていない白い部分がよく見えるようになるので、絞ってある状態より少し色が薄く見えます。それもまた大人っぽく使いやすいのではないでしょうか。 総絞りではありませんが、よくある見える部分だけ絞ってある帯揚げにアイロンをかけて伸ばしてみました。 左側がビフォーで右側がアフターです。幅もぐんとひろがりますね。色もやさしくなってよい感じです。 優しい雰囲気のかわいい帯揚げになりました。これなら50代の私でも使えます! ふんわりしていて、ちりめんに近い感じで伸縮性も少し残っているので、とても扱いやすいです。ちょっとドレッシーな装いの時に。 ただし、一度伸ばしてしまうと元には戻りませんのでご注意を! 絞りが伸びてしまった時は 今回は、絞りの帯揚げに関する情報をもうひとつ。総絞りに限らず、飛び絞りやりんだしなど、一部の絞りの帯揚げは、ちょっと絞りが伸びてしまったなと思ったら、やかんの湯気や、スチームアイロンの湯気(押し当てないで、蒸気だけをあてる)ことで、もとの絞りの高さが戻ります。 この方法は、自然にのびてしまった場合は元に戻りますが、今回のようにアイロンで強く引き伸ばしてしまったものはもどりませんので悪しからずです。 絞りの帯揚げ豆知識でした。

帯板の種類と使い分け。なければ作れる!の巻

星わにこ
2021/04/07 00:00
皆様はどんな帯板をお使いですか? 帯板といっても、本当にいろんな種類があります。最初は母にもらった、赤い布が紙に貼ってあるタイプ(周囲をミシンで縫ってある)ものをず~~~っと使っていましたが、紙のタイプってヘビーユースをすると折れたりぺこぺこになったりしてしまうんですよね。あとなんか、汗でシミができてしまったり‥‥。 着付け教室に行ったり、着付けをしたりするようになっていろんな帯板を見て、その種類に改めてびっくり。いろんなものを試してきました。よく見る帯板の種類は大きく分けて3種類。ベルト付きとそうでないものと、前結び用の胴をぐるっと巻くタイプです。さらに、それぞれメーカーによって長さや幅、素材などで分かれて行きます。 振袖や花嫁着付けをするときには、後ろ板といって、後ろ姿を美しくするための帯板を使いますが、ここでは帯の前側を美しくするために使ういわゆる前板についてお話します。 帯板は、帯締めをしても帯がぐしゃっとならず、シワを防いで美しく見せてくれるもの。長くて脇までカバーできて幅も締める帯幅より少し狭いくらいが、一番シワも作らずキレイに仕上がります。 ただ、あまり長かったりすると腰骨にあたったりもしますし、圧迫感もあります。幅がひろいとはみ出すことも。かといって短すぎたり幅が狭かったりすると今度はシワが気になる。 あと、帯板の張りも好みがあると思います。張りが弱いとふにゃっとなりますし、強いと今度はかなりきちっと帯と帯締めを締めないと、ぼわん、と横に広がって見えてしまうことも。 好みもありますし、意外とその人の体型にも左右されるんです。なんとなーくほとんどの方が最初に手にしたものを使っているのではないかなと思われる帯板ですが、自分にぴったりの帯板を見つけるのって実は結構難しいことかもしれません。 ベルトがついていないものは、帯を結んだとき、帯の1周目と2周目の間に挟みます。これは帯板の上に帯は1周しかしないので、より帯の表面がキレイになります。シンプルな形で、たくさんの大きさの種類があります。素材も、紙芯に布が貼ってあるだけのもの、片面パイル地で滑りにくくなっているもの、メッシュになっているものなどなど。夏用では麻やへちまの帯板などもあります。変わり種としては、透明な帯板も! これは夏の羅など透ける帯をしたときに挟み込んでも、色がひびかないというものです。上級者アイテムですね! ベルトがついているものは、着物を着て、伊達締めをした上に胴に巻き、その上に帯を巻くものです。なので、帯板の上に帯が2周することになるので、帯の表面は挟み込むタイプより少しソフトに。挟み込む動作がいらないので、自分で着るときなど便利です。素材は同じくいろいろ。ベルトがついている分少しお値段がアップします。 前結び用のものは、前でお太鼓を作ってぐるんとまわせるように、ウエストを1周して作ってあります。ツルツルですべるプラスチックのものや、サテンのような布でできたものなど。 あれこれ試すと結構使い心地が違うんです。今、私がなにを使っているかというと、たかはしきもの工房の「べっぴん帯板」です。これは、長さはあるけど腰骨の部分で斜めにカットされているので、帯締めが通る部分はくしゃっとならずに腰骨の邪魔にもならないという優れもの。あと気に入っているポイントはソフトなところ。そして帯の上側にクッションが入っていて前下がりの帯姿に自然になるというのと、帯を当社比でかなりキュっと締めても苦しくないんです。 やはり着姿的には、着物も帯もなるべくピタっとキュっと身につけた方がキレイになります。帯を巻いたときに、体と帯の間のクッションになってくれるようです。締め付けが怖くてちょっと帯がゆるめで、ぐずっとなりがちだったりしたのですが、それが解消されました。 相性があう帯板を見つけるって、結構大事なことです。 でも、帯板って実は長いのだと持ち運びにめっちゃかさばりますよね! 旅行とか旅先で着替えるとかだったら、短いものでもいいのではと思います。あと、忘れた!とかいうことも起きるかもしれません。私は忘れたことあります(笑) 出張先だったので、デパートの紙袋を底の形を活かしてくるくる折り畳んで挟み込んで使いました(実話)。キモトモも同じことをしたことがあるそうです(笑)。 キモトモの中には、普段楽に着るときには帯締めの結び目のところがあたるあたりだけにハガキサイズくらいの厚紙(お菓子の箱のフタなどを利用)を切ってはさんで使っているわ、という先達も。帯板の面積が大きいと、やはり暑いし、重いですから。 手作り派も結構いて、厚紙だけじゃなくダンボールやPPクラフトシート、クリアファイルなどで作ったりも。着付師さんがお客様が忘れていらっしゃったときに代用したりすることもあります。衿芯はコピー用紙で、とか腰紐をストッキングで乗り切ったとかいろんな逸話(?)も。案外、なんでもいけちゃったりもしますよね! 締める帯やシーンによっても、ふさわしい帯板って変わってくるんだと思います。昔の人はあまり使っていませんよね。写真などを見ても結構帯がシワシワです。まあそういうことをいうときりがないですが、好みや目指す方向で帯板も変わると思うんです。 たかが帯板。されど帯板。お手持ちの帯板、見直してみませんか?

花粉症と黄砂対策にはインナーマスクと木綿の着物!?の巻

星わにこ
2021/03/17 00:00
東京は14日午後に桜の開花宣言が出ましたね。昨年に引き続き観測史上最も早いそうで、我が家の近くの桜もぽちぽちと咲き始めています。今年も皆でわいわいお花見、というのは叶いそうにありませんが、やはり桜を見ると晴れやかな気持ちになります。 花は花でも、花粉症にお悩みの皆様にとっては今は辛い季節ではないでしょうか。今年は黄砂もすごいようで、花粉症でない私でも目がしょぼしょぼ‥‥。そして去年からず~っと不織布マスクをつけているので、密着させる頬のあたりがもうちくちくして限界感ありありです。着物でお散歩したいな~なんて思っても、ちょっとためらわれてしまうのでは。 花粉症対策としては、環境庁の「花粉症環境保健マニュアル2019」によるとマスクの中にインナーマスクをするとよいとのこと。インナーマスクとは、ガーゼを10センチ角に切ったものを用意し、1枚はそのままマスクの内側にあて、もう1枚は化粧用コットンをくるんで、鼻の下にあてるもの。これをマスクと併用することで花粉の吸い込みを99%以上除去できるそう。 この、化粧用コットンをガーゼでくるんだものがちょっと鼻水とかがたれたときに(汚くてスミマセン)いい仕事をしてくれます‥‥。もうガーゼでくるむのが面倒で無印良品の生成カットコットンをそのまままるめて鼻の下にあてているのですが、今までマスクの中に水滴がついたりして不快だったのも解決されていいかんじです。 マスクの内側にあてるガーゼですが、手作りが得意な方はコットンなどでプリーツのついたものを手作りしてもいいですよね。抗ウイルスの市販品などにすれば、えい花粉はウイルスより大きいので効果はより高くなりそうです。 次に衣類は、帯電しやすい素材が花粉を吸着しやすくNG。綿が最も帯電しにくい素材で、「綿.麻<絹<化繊<ウール」の順で花粉付着率が高くなっていきます。もちろん同じ素材でも、織り方によっても付着率は変わります。 繊維の表面が滑らかなもののほうが花粉がつきにくく、付着しても落ちやすいので、着物でいうと、結城紬のようなほっこりとした真綿系は花粉がつきやすく、大島紬のようなツルツルとして生地の密度が高いものは付着しにくいということになります。ほっこりした木綿の着物より、なんとなくツルツルの大島のほうが花粉がつきにくいような気がしますが、どうでしょうか。 また着物は、長着と長襦袢の素材の相性で静電気が起きる(絹+ポリエステルなど)ので、そのあたりも気をつけるとよりGOOD。肌を露出したところに花粉がつきやすいので、体を覆ってくれる着物はなかなかよいチョイスでしょう。 化繊でも、東レの「アンチポラン」や帝人の「ポランバリア」など、花粉がつきにくく、付着しても落としやすくする素材も出ていて、スプリングコートなどに遣われています。こういう素材で着物は難しいとしても、着物にさっと羽織れるものなどがあれば素敵かもかも! な~んてまたまた妄想しているわにこでした。 ブタクサ花粉症なので、いつも夏の終わりにア"~!!となることが多いのですが、なんだか今年は春から目がショボショボ‥‥いえこれは、違う違うそうじゃそうじゃないと自分に強く言い聞かせています‥‥。 というわけで(?)花粉症にお悩みの方がいらしたら、ガーゼと化粧用のコットンのインナーマスク。あとはメガネと帽子、そして着物を着るなら大島紬か木綿をおすすめします!!(麻もいいけど、まだちょっと早いですよね) 集まれなくてもマスクでも、せめて着物で花見のお一人様散歩ぐらいはしたいな~と思う春でした。

実は涼しい!普段着物にレース筒袖がオススメ。の巻

星わにこ
2020/06/03 00:00
着物大好きコミックエッセイスト 星わにこ連載コラム「オトナの着物生活」 実は涼しい!普段着物にレース筒袖がオススメ。の巻  6月になりましたねー。そして東京でも緊急事態宣言が解除されましたが、すぐさま東京アラートが。マスク生活もまだまだ先が長そうですね。ずいぶん手に入りやすくなりましたが、不織布のマスクは暑くて厳しいので、最近は布用のマスクを愛用中です。でもやっぱり暑いですよね(汗)。布でも涼しい素材を追い求めたくなったりして、季節の移り変わりを感じます。  着物も、だんだん涼しさを追い求めたくなるシーズンです。夏になったら何を着ても暑い。絹物を着るときはがっつり汗対策をする私ですが、洗える普段着のときは、涼しさと楽さを優先します。  なにで対策するかというとズバリ、襦袢の省略です。うそつき襟を使って、長襦袢を着ません。1枚減るとマジで涼しい。それから裾除けも省略して、ステテコ。裾除け1枚のほうが風が通って涼しそうですが、実はステテコで足の間の汗を吸ってもらったほうが、涼しく快適に過ごせます。  あとは袖を筒袖にすることです。袖のことはあまり言われないような気がしますが、袖も、角袖ではなく、筒袖に。布の量が減るだけで、こんなに違うのかしら?と思うくらい涼しいです。なーんだ知ってるわよ、とおっしゃる方も多いかもしれませんが、今回はその便利な筒袖のお話です。  筒袖とは、その名の通り、筒型の、振りのないお袖のこと。だいたい幅は21~22尾センチ。ちゃんと身八ツ口が開いているのがキモです。自作するときもこの部分を忘れないで。これも涼しさの秘訣なんです!! せっかく着物に身八ツ口が開いているのに、肌着で閉じてしまっては意味がない。ここに風が通るのも大事です。  透ける着物のときは形が見えてしまいますが、普段着のあまり透けない素材のものや浴衣だったら大丈夫。ひじの裏の汗を着物につけないためにも、肌着の袖としてあるとよいものです。筒袖つきの半襦袢もいいですね。  昭和の昔は、レース袖口(レース替え袖)というものが売っていて、綿レースがついた袖だけが買えまして、それを肌着にちくちく縫い付けたりしたもの‥‥と思い、調べてみたら、今も売ってるんですね。しかもレトロなパッケージです。  あとは、お母さんおばあさんのタンスの中からよく発掘もされますし、歴史ある呉服屋さんのおつとめ品コーナーとか、リサイクルショップなどでも時々売られています。実は、見かけたら買う、ということにしていたため我が家には未使用在庫が3枚あります(意味不明)。おばあちゃんのたんす発掘品も1枚。なんかレトロなレースが可愛いのでつい。。。も、もちろん自作肌着につけたりつけ袖にしたのもありますよっ。  面白いのが、だいたいレースのデザインが同じだというところです。なんか決まりがあったのか?と思うくらい。レトロなパッケージも可愛いですね。  もちろん、自分で綿の筒袖を作ってレースを縫い付けたり、筒袖の半襦袢や肌襦袢にレースをぬいつけてもいいですね。わたしは、マジックテープをつけてつけ袖にしたりもしています。機能的に考えると、ひじをカバーできればいいので別にレースは縫い付けなくてもいいわけなんですが、そこが不思議な女心というやつでしょうか!   ひじを曲げたときに、ちょっと短めの裄の普段着物から、ちらっとレースが覗くと萌えますよね~。ふへへ(危険)   あと筒袖のいいところは、袖の長さが多少短くても長くても、関係ないところです。アンティーク好きの方に愛用者が多いのもうなずけますね。  筒袖にすると袂から襦袢がちらりというおしゃれはなくなってしまいますが、襦袢着てようが着てまいが、袖に襦袢の振りが見えなくても、多分誰も気にしません。私もなにも言われないので、今日は筒袖なの!と振りからレースを見せたり(見せるな)するくらいです。たかはしきもの工房のレース筒袖「花ちゃん」を愛用してるのですが、袖の部分はいろんな袖の部分は白だけでなく、いろいろな柄があって楽しいんです。夏の浴衣の下などに使うときは白や淡い色がおすすめです。  仕事にもよく筒袖で行くのですが、一度、つけ袖の筒袖を左右違う柄でつけていったことがありますね。。。もちろん誰も気づかないので、一緒に働いていた仕事仲間に見せたら「わにこさん、それはヒドイ!!!」と言われてしまいました。ですよねっ、あはははは! でもワタシ、左右違う草履で外出した先輩を知っているので、あんまりたいしたことじゃないと思うわ、と言ったら「そういうのを目くそ鼻くそっていうんです」と叱られました。  でも、左右違う柄の袖とかも、おしゃれで流行るかもよ!(流行らねえよ)  たかがお袖と侮るなかれ。涼しいレースの筒袖体験、ぜひ一度してみてください! あ、夏だけじゃなく、通年便利なので、普段着物にはとてもおすすめです!

縫わない晒(さらし)マスクをバージョンアップ♪の巻

星わにこ
2020/04/08 00:00
さて基本お籠り生活もはや1週間ほど。仕事が減った焦りとイライラを経て5日目くらいにどーんとメンタルが落ちて、過去のいろいろな悲しみを思い出して処理しきれなったりもしましたが、一晩寝たらなおりました。結構打たれ強くなってきたなと思う(鈍感力が強くなってきたともいう)わにこです。 焦っても仕方ないし、家でできることをと思いましたが、まずね、服装ね。家にいるからってずっとパジャマみたいな格好だとほんとにこれがやる気のなさを助長するというか、どんどんどうでもいい気持ちになってきますね。 そこでおうち着物。SNSなどで見てみると、結構おうち着物で過ごしている同志が多いよう。和洋ミックスでもいいし、着物を出すことで、虫干しにもなります。 マスクも以前ご紹介した縫わない晒(さらし)マスクですが、いろいろ反響をいただきました。なかには、腹帯につかったやつが残ってる!という方も。再び陽の目をみるとは晒くんも幸せでしょう。 あれからさらにいろいろお知恵拝借などしてバージョンアップしておりますのでご紹介させていただきます。 キホン?の晒マスク バージョンアップした点は 1)ティッシュやキッチンペーパーを挟むことでフィルター機能アップ 2)ノウズワイヤーをつけてよりフィット 3)耳ゴムはストッキングで代用も の3本です! ジャーンケーンポーン!うふふ(終わるな)という冗談はおいておいて 1)ティッシュやキッチンペーパーを挟むことでフィルター機能アップ まず、ティッシュやキッチンペーパーをはさむというのは、香港の科学博士が開発したというHKマスクを参考に。手作りのマスクにティッシュなどをはさむとフィルター効果がアップするというもの。布だけではやはり効果は非常に薄かった模様。。 さらに、ティッシュなどを2枚重ねる場合、90度に回転させてあわせると効果アップするそうです。型紙もダウンロードできるので、縫い物が得意な方はぜひ! HK MASK 型紙ダウンロード ですが、もうこの型紙を見ただけで気絶しそうになる人(私ですが)は、縫わない方法もやらないよりマシ!! なにしろ1枚の布ですから、洗いやすい、乾きやすい、煮沸消毒やアイロン除菌などもしやすいのが晒のいいところ。 2)ノウズワイヤーをつけてよりフィット もうひとつのバージョンアップポイントはノウズワイヤー。晒マスクも鼻の部分、もうちょっとフィットするといいのになと思っていました。キモトモが目ウロコの技を教えてくれたので紹介します。 使い捨てマスクの使えなくなったノウズワイヤー(洗ってね、、、)かビニタイ(あの、焼きそば3つパックとかの袋の口をねじねじってしてあるビニールにサンドイッチしてある包装用の針金です)を、マスク内側にマスキングテープで貼っちゃう! これはいろんな手作りマスクに使えそうな技ですね。私は、晒マスクをたたむとき、肌にあたらないよう内側に入れてます。固定テープもちょっとでオッケーです。 これ、園芸用の結束ワイヤーも結構つかえます! コスパはこれが一番いいかも。なんか家の中にあるもの使えないかなって探すのもだんだん楽しくなってきました。 3)耳ゴムはストッキングやタイツで代用も 子供が小さい時、帽子が飛ばないようにしたり、パジャマのゴム用に買った平ゴムがゴムも在庫が尽きてきます。。髪ゴムなどでは耳が痛くなっちゃうという声も。そこで、タイツを1センチほどの輪切りにして、みょんっとひっぱると、ゴム代わりに使えます。薄いストッキングの場合はちょっと長め(2センチくらい)に。伸縮性もあり、ソフトで肌当たりがよいですよ。 布マスクは、感染防止に効果がないという声もありますが、政府が配布を決めたこともあり、その存在が見直されています。自分で作れる人は、いらないですという選択もできたらよかったのにとかその分欲しい人にと思ったりもしましたが、まあそんなことは言ってられないということなんでしょう。 人は無意識にかなり顔を触っているものらしいです。私も意識してみるとしょっちゅう顔を触ったり、鼻をこすったりしていました。ひどいときは、紙をめくるときに指をペロリ、なんてしちゃったり。いろんなものを触った手で顔をさわって感染してしまうのを防止したりする意味でも布マスクはかなり有効とのこと。 キャプション:鼻の部分がフィット感アップ! 外側からノウズワイヤーの位置も多少調整できます。 最近、友人たちがカワイイ布で楽しく手作りしているのをSNSなどで見るのも楽しいものです。カワイイ布を身につけているのを見るとテンションもあがります! お籠り生活では情報交換も大事だなあと感じています。直接会えなくても、メールしたりSNSで連絡するのもいいし、最近はビデオチャットも結構いいなと思っています(一日中、スッピンパジャマ防止のためにもw)縫うのが得意な人、苦手な人、手作り好きな人苦手な人、いろいろいると思います。自分がストレスなくできる方法や、楽しく取り組める方法を探せたらいいですよね。 緊急事態宣言が出てしまった今。それぞれのできることをやるしかない。私もいままで手をつけられなかったあれやこれやを、がんばろうっと。えっダイエット!? き、聞こえませんでした。。。あ、聞こえませんでした。。。

超簡単。清潔な晒(さらし)でつくる縫わないマスクの巻

星わにこ
2020/03/04 00:00
 コロナウイルス感染対策で小中高校が一斉休校になり、世の中の子どもがいるご家庭は阿鼻叫喚なのではないでしょうか。はい、我が家もご多分に漏れず、体力を持て余した中学生男子がおりますが、ごはんは3食山盛りだけど、学校が休みになってしまえばこっちのものよとばかりに、勉強などするわけありませんよね。まあここで頑張れた子がぐんと伸びたりすると思うんですが、そんなことわかる子なんて一体世の中に何人いるんでしょうか? 留守の間も心配すぎます。はあ~といきなり愚痴から失礼します。  先週はマスク不足に続き、トイレットペーパー不足のデマが流れて朝出勤時に薬局に開店1時間以上前から並ぶ高齢者の行列にびっくりしました。あかんて。  とはいえマスクも本当に売り切れ続出で、寒暖差&ハウスダストアレルギー持ちの私は冬は咳とくしゃみが止まらないので本当に外出先でも肩身が狭い日々が続いています。ウイルス対策にはさほど効果はないと言われているマスクですが、自分からの感染を防ぐためには有効。もう誰がウイルスをもっていてもおかしくない状況、やはり精神衛生上もマスクはしておきたいところ。  でもマスクがない! 洗って使えとか中のガーゼを取り替えろとかでガーゼも品薄だとか。手作りマスクの作り方も、縫う本格派からハンカチやキッチンペーパーで代用する簡易マスクの作り方もいっぱい出ています。家にあったストレッチ生地を使って縫うところの少ないのびるマスクを作ったりもしてみましたが、ベロアのラメという怪しい生地だったため、お出かけ用にはちょっと断念(笑)  でも、買い置きの滅菌ガーゼも底をついたのでさあどうしようかと思ったところ、あれだあれ、ガーゼってさ要するにあれよね。お着物好きの方のタンスの中には必ずあるのではないかというあれです。そうです、晒です。晒も同じことですよね!  我が家のタンスの中にも補正とか、手作り品のためにとおもって買った使ってない晒、新品が2反。世の中でまだ晒は品薄担っていない模様。しかも1反8メートルとかあるから、ガーゼより全然お安いよ!  心配だったら一度洗ったり、アイロンをかけると滅菌になりますよね。しかも、横幅が縫わずにできるハンカチマスクの作り方にぴったり。あとは耳にかけるゴムの輪っかがあればオッケー。ゴムがなければ肌当たりのいいヒモとかでもいいみたいですよ。  早速ふむふむいいながら、晒を30センチくらいに切ります。切ってたたんでゴムを挟んで、えっ! 1分もかからずにできました。  しかも、かなりの本物感(なんの本物だ)。清潔感あります!  考えてみればそうですよね! 晒はもともと台所の布巾や調理用具、肌着やおむつやなど衛生用品に使われてきた日本の衛生布なわけですから、納得です。  口のところに同じく晒を切った当て布をすれば、安心感倍増。くしゃみをしてもご迷惑をかけなさそうです。これで! マスクの心配をせずにちょっと心軽くおでかけできるで。1反買えば、20枚以上のマスクができます。ご家族分もまかなえますよ。  私の中でいきなり晒復権! 晒についていろいろ調べていたら、世の中には晒ダイエットというものもあるらしい? しばらく晒の見直しブームが続きそうです。でもこの騒動はマジはやく終わりますように。神経質になりすぎず、淡々と予防と規則正しい生活と、笑って免疫高めていきましょう! 関連記事:縫わない晒(さらし)マスクをバージョンアップ♪の巻

布を挟む、貼付けるだけで帯が因み柄に変身!の巻

星わにこ
2020/01/29 00:00
 雪になるかと思ったら夜更け過ぎに一瞬雪へと変わって、朝にはまた雨でほっとしたようながっかりしたような東京住まいのわにこです。毎年この時期どかっと1,2回降っている気がするのですが、暖かい冬ですね。  さて、もう先々週の話なのですが、友人たちと作っている「フォントかるた」の本が出た!ということで、セミナーが開催されたので着物で行ってきました。  人前に立つような場合、着る洋服がないっ!というわけで着物一択、という理由(切実)もありますが、やはりかるたといえばお正月、お正月といえば着物。着物といえば、醍醐味は因み柄。  因み柄とは、着物を着ていく場所や会う人、季節に因んだ柄を取り入れること。因み遊び、なんて言葉もあると思いますが、洋服より着物のほうが恥ずかしくなくこれができて、遊び心があるような気がするのは私だけでしょうか。  たとえば、歌舞伎を見に行くならその演目や役者さんの名前に因んだ柄の着物や帯、小物を選ぶとか、もうすぐ節分だから鬼さんの小物を帯にぶら下げて、升柄の着物を着るとか、考え始めるとウワー!楽しい!ってなるやつです。  そして、それは人に気付かれなくても自分が上がればそれでいいし、もし見つけてもらって「アラ素敵」なんて言われたらもう天にも昇る気持ちです。神に感謝です(オーバー)。  さて、そのフォントかるたに因み‥‥というお題。実は、フォントかるた制作チームメンバーでキモトモの伊達千代さんが、秋にフォントの国際イベントが東京であった際にオープニングパーティに着物で出るやで!ということで、フォントかるた柄の付け帯を作ったのです。  そのとき、自分の分もいつか作ろうと思ったはずなのに、やっぱり「ずぐ」がでないまま、「この時しないでいつするの」というシーンを迎えてしまいました‥‥。伊達さんは「もちろんあの付け帯でいくよ!」というし、えー今からじゃもう間に合わない(しくしく)と、夏休み最終日みたいな気持ちになっていたわにこですが、ピコーン!ひらめきました(古表現)  付け帯を作る時間がないなら、付け帯に布を貼付けちゃえばいいじゃない。  というわけで、自分の持っている付け帯でそういう乱暴を働いても許してくれそうな木綿の子に、布を半衿付け用のテープで貼りました。はい。貼りましたとも。  広範囲に貼ると、ヨレたりずれたりの危険が高くなるのでお太鼓の部分だけに布を貼り、胴の部分も前柄にナナメに切り嵌め風に入るように配置して、基本挟むだけ。内側の見えないところでテープで留めてあります。  これはもう、本当に付け焼き刃なので、使ったらすぐ布を外す前提です。長期でそのままにしておくと、テープが変質してヨロシクないことになってしまいますので念のため。  これだと、クリスマスの帯とかバレンタインの帯とかわざわざ買わなくても、因み柄の布が少しさえあれば、ちょっとお遊びコーデができちゃいます。  できあがったのがこちら。じゃじゃーん。  全体は洋服の中に入っても浮かないように、落ち着いた色のコーデにしてみました。前帯は、こんなかんじでナナメに布をはさみ、「フォントかるた」のロゴがいいところにくるように工夫しました。帯留は、わたくし、星でございます(笑)。  写真の後ろ姿はセミナーにきてくれたデザイナーさんのキモトモが撮ってくれました! やっぱり、着物好きは見てくれてる☆ 夏休み最後の日の工作、頑張ってよかった(笑)  時間をちゃんととって、付け焼き刃にしないようにしなくては‥‥。とおもいつつなかなかよかったので、両面テープをアイロン接着テープにして、もうこの付け帯はフォントかるた帯とすることにしました。  イチから作り帯を作るよりずっと楽。前帯だけのポイントなら、普通の帯でも簡単にできちゃいますよ。ちょっと遊びを入れたいな!というようなとき、帯+お好きな布で、トライしてみてはいかがでしょうか。  最後に、フォントかるた本、あまり売れてない!?みたいなので、ちょっと宣伝させてください(爆)。文字やフォント好きの方だけじゃなく、イメージ図や身近な用例でこんなにフォントって種類があるんだ~って楽しめるフォント入門にとってもいい本ではないかと自負しております。よかったら見てみてね!

帯締めの房カバーに付箋紙が使える!の巻

星わにこ
2019/12/04 00:00
 七五三、振袖の前撮りなど着付仕事が忙しいこのシーズン。お持ち込みの着物を着付けることも多いのですが、時々アッ!と目からウロコがボロボロ落ちる技に出会うことがあります。  今日は、帯締の房を驚きのあるモノを使ってカバーしていらした方の技を紹介いたします。  それはなんと、付箋紙。帯締の房は実は私もいろ~~んなものを試してああでもないこうでもないと試行錯誤してきました。  和紙でくるんでテープでとめるやり方ですが、付箋紙ならばもうちょうどいい長さにカットされていてしかものりがついているという‥‥トレビアン!!  写真左がお客様のもの。振袖用なので、大きめのスクエアサイズ(75×75mm)の付箋紙でした。  右がわにこのもの。普通の帯締めなので50×75mmのものを使っています。普通の房だったらだいたい5センチくらいで収まりそうです。  試したところ、のりはしっかり止まった方がいいので、強粘着タイプがおすすめです。弱粘着タイプだとはがれてきてしまいました。  また、通常よく使うサイズの付箋紙だと房は1つ1つ包むのでないと大きさが足りないので、2つまとめてくるみたいもののためにしばらく大きな付箋を探すモードに入りそうです(笑)よく売っている大きいサイズのものは、長辺にのりがついているので、短辺についているものが欲しい! また見つけたら報告しますねー。  目ウロコのアイデア、お試しください。

楽しみ方も4通り。リバーシブル3部式作り帯の作り方の巻

星わにこ
2019/10/16 00:00
 台風19号で被害にあわれた皆様に心よりお見舞い申し上げます。東京住まいの私も気が気ではない時間を過ごし、日常生活が送れる有難さを噛み締めました。一日も早い復旧を祈っております。  先週のコラムで紹介した羽織のお袖サコッシュですが、気にって持ち歩いています。絞りのふわふわの触感が、すごく癒されて、お気に入りの布を身につける喜びってすごいなと実感中。正絹のパワーも感じます。  乳のアクセントには、鍵をカニカンで引っ掛けて使っています。これがカバンの中での行方不明を防いでくれて結構便利。可愛いからとつけた乳ですが、役にたってます!  どちらかというとできたら着物はそのままで着たい、とリメイクには積極的ではなかったのですが、気軽に身に着けられるものにして楽しめるのもいいなあと思っております。  さて、またまたソーイングネタなのですが。オリジナルプリントの布で帯を作ろう!という無謀なチャレンジをしました。  友人達と「フォントかるた」というかるたを作って販売しているのですが、そのフォントかるた模様の布を作ったら面白くない?という話で、とうとうオリジナルプリントで一反(50メートル(爆))の布を作ってしまった私達。それぞれ、バッグがほしいとかエプロンがほしいとか、好きなものを作ろうということになったのですが、私はもちろん、帯が欲しい(笑)。  もう一人のキモトモと共に、作り帯を作ろう!という話になりました。本格的な作りでは無理なので、ミシン縫いで、三部式にすることに。  三部式のいいところは、平らな状態のパーツを組み合わせればいいこと。なので、どうせなら裏表のリバーシブルで使えるようにと考えてみました。  キモトモが急ぎ着用したいパーティがある!とのことで、頑張って縫い縫い。  プリント布が結構ぎっしり模様なので(笑)、裏面とたれは無地にして、無地ではちょっと淋しいので、布描きペンで字を書いてみました。フォントは游明朝(笑)。好きな布が使えるのが手作りのいいところ。  これを胴部分(幅17センチ×長さ160センチ)とお太鼓部分(幅31センチ×長さ100センチ)、手部分(幅17センチ×50センチ程度)にわけて縫っていきます。  布はオックスなのですが、そのままではペラペラすぎるので、中に接着芯を貼りました。ただ、まだ暑い時期に作ったのでちょっとでも涼しいほうがいいという気持ちが働き、薄手の芯にしてしまったのですが、考えてみれば真夏には使わないだろうなので、もっとしっかりした厚い芯にすればよかったなと反省。厚手のほうがきれいに形が作れますし、やっぱりちょっとフニャフニャしちゃったそうです(キモトモ談)。  胴部分には、紐をつけます(腰紐を半分に切ってつけると縫わなくていいのでラクです)。今回、模様部分の余りのインパクト(笑)にお太鼓のタレの部分は無地にしたくて、途中継いで作りました。  あとはこれを装着するだけ。この三部式作り帯の弱点は、お太鼓の山が落ちやすいことなので、胴を巻いたら枕をのせるあたりにハンドタオルなどで「受け」をつくってあげるといいです。「トンボ」などを使ってもいいと思います。  この部分に、胴にひっかけるフックなどを縫い付ける方法もあるのですが、そうすると全部平らにたたんでしまえる三部式作り帯の良さが減るような気がするので、そのままがオススメです。  今回リバーシブルで作ったので、裏と表と組み合わせて4種類(手のむきを含めるともっと)の帯が楽しめます(イラスト参照)。  また、どうにも結びにくい短い帯とか、模様がうまくでないもの、シミがあってお太鼓だけ裏を使いたいものなども、思い切ってカットしてこの三部式にしてしまったものもあります。ただ、切ってしまうと元には戻りませんから、切ってもいいなと思うものに限るということで。  とにかくまっすぐ縫うだけなので、縫い物といったら、子どもの入学セットをなんとか作れた!程度のわたしでもオッケー! 自分の好きな布で作れると思うとワクワクしますよね。  ちなみに、キモトモの為に頑張る!とこのときはがんばって縫ったわたしですが、自分の分については未だ「ずく」がでなくてやってません(ええ~)。そこが最大の問題かもしれません。ヤル気の神様、降りて来て~(笑)。  組み合わせをアレコレ考える時間も楽しいもの。時にはこんな手作りも、自分が楽しい&タイヘンなので職人さんの有り難みがわかるという有意義な(?)経験になりました。秋の夜長のソーイング話でした。

夏こそ作り帯☆着付け時間短縮で暑さ軽減!の巻

星わにこ
2019/08/07 00:00
 暑い!マジ暑い! 二進も三進もどうにも暑くて吹き出す汗、化粧もなにも崩れ落ち、この上着物なんてとんでもない!と思ってしまう今日このごろ。  しかし! 夏着物をさらりと着こなせたら素敵ですよね?。街で涼しげな夏着物の人を見かけると、涼しい風が吹いてくるようです。?? 本当は暑いのは知ってます。でも、やっぱり憧れですよねー。  ココイチのお出かけにはやっぱりスキッと夏着物を着こなして出かけたい。  薄物に袖を通すトキメキを感じたい!  だが、暑い!(笑)  素材が涼しいもの、小物も夏仕様にして、保冷剤を仕込んだり(笑)着てしまえば、意外と大丈夫なんです。だけど、着る時点で心が折れることが結構あります。  なので、全部準備を済ませてから、この時だけはエコ精神を忘れて、エアコンで冷やしすぎじゃないの!?というくらいキンキンに部屋の温度を下げて、できたら扇風機もまわして、なるべく短時間でさっと着る! これが鉄則かと思います!  だけど、それでも帯を結ぶ時、いいポイントが出なかったり形が気に入らなかったり、そこでやりなおしの刑になってしまうと、気づくと汗だくになっていたり。帯結びって結構力も頭も使います。半幅帯で結ばない帯結びもいいですが、やっぱりお太鼓でドレスアップして出かけたい時もありますよね。  そんな時、私の心の強い味方が「作り帯」です。帯結びタイムが確実に短縮できますし、気に入った形にならないとか、模様が出ないとか、そんな心配もありません。  お太鼓の作り帯にはいろいろな種類があります。 代表的なものは ・最初からお太鼓の形になっているもので胴に巻くだけのもの ・帯を切らずにマジックテープなどをつけて作り帯にしたもの ・胴とお太鼓が別々になっていて、お太鼓が形になっているもの ・胴部分とお太鼓部分が平らな状態で二部、もしくは手が別になっていて三部になって いるもの といったところでしょうか。  お太鼓が形になっているものは背負うだけ、巻くだけで早いのですが、形が最初から決まりすぎていたり、いかにも作り帯という感じだったり、あと、収納に結構場所をとるんですよね。  その点、平らな状態で二部、三部になっているものは、普通に帯を結ぶ時と同じ感覚で好みのお太鼓が作れますし、収納も平らな状態でできます。私はこちらがお気に入りです。  特に、この方式のものは手の処理が様々で、胴に巻く部分が少し長めになっていて折り返す方式や、お太鼓側に手だけが縫い付けてあったり、様々です。意外とこれが思ったところに持って行きにくかったり、私は手間どってしまうことが多いので、三部式になっているものが一番気に入っています(時々あっ!手の部分がない?なんて焦る こともありますが(ちゃんと仕舞っておけ>自分)  もし、夏に着物を着るのがハードルが高いなあーと思っている方がいらしたら、作り帯、ぜひ試してみてください。最初から作り帯になっているものもありますし、自分の帯を切って作り帯にしてもいいし、切るのに抵抗があったら、切らずに作れる作り帯もありますよ。  浴衣も同様。帯でつまづいて着ないのならば、作り帯上等ではないですか。  夏こそ! 着物を楽しんでみませんか。

夏はヘチマ!帯枕の自作は結構カンタン!の巻

星わにこ
2019/06/19 00:00
 梅雨の晴れ間の気持ちいい日が続いている東京です。帯も夏帯が登場しはじめました。夏帯とはいえど、やはりお太鼓にすると暑いもの。ちょっとでも涼しくしたいなと思うときには、自作のヘチマの帯枕を使っています。 <作り方などはこちら> >保冷剤を入れる!ヘチマの帯枕を手作り☆の巻  なにが違うかというと、なにしろ軽い。軽いと身体への負担が全然違います。軽さって、涼しさにつながるんだなと実感。あと、固めなので身体に密着しすぎないのがいいところ。独特の空洞構造が、風を通して熱がこもらないのです。  やはり天然のヘチマはごわごわしますので、まくら紐は帯を痛めないようにヘチマの部分をくるむガーゼを二重にするか、たかはしきもの工房のまくら紐など、ちょっとしっかりした生地のもの(伸縮性のあるものがラク)をおすすめします。  自作すると好きな高さや長さにできるのもいいところ。天然素材なためか、つけているうちに身体に馴染んできます。ちょっとへたってきたなと思ったら、すこし厚みを足したり、育てている感じがします。私は、長さは市販のものより長めの25センチにしています。これくらいあると、お太鼓の山が決まりやすいし、高く持ち上げられて使いやすいのです。  ヘチマの中の芯は、そのまま残す場合もありますし、開いてとってしまって、芯のかわりに保冷剤をヘチマでくるんで使うこともあります。保冷剤は、買い物のときによくもらう銀色の保冷袋を切って、くるむと長持ちしますよ。暑い!これはヤバイ!と思う日のワタシの秘密兵器です。  個人的には、夏帯以外のしっかりした帯のときは支えや高さが足りない気がしますので、夏以外にはあまり使いませんが、一年中愛用しているわ!という方もいらっしゃいます。  今月7日発売の雑誌「七緒」58号でも、わにこがヘチマの帯枕の作り方をご紹介しています。2年前に作ったときよりも、さらに簡単に、バージョンアップしております。よかったら見てみてください(^^)材料さえあれば、意外と簡単なんです。  問題は、ヘチマの入手。以前はホームセンターや100円ショップなどでも見かけた気がするのですが、見当たらなくて、今年は結局ネットで探して買いました。これから夏にむけて店頭にも出てくるのかもしれません。  思いあまって、お庭にヘチマの苗を1本植えてしまった私です。自由にくるんくるんと伸びて絡まって行くつたが超かわいい! だがしかし、どうするつもりなのか。そんなに帯枕はいらないぞ(笑)炒めて食べてみようかな、化粧水を作ってみようかな、などと、あらぬ方向に妄想が発展していますが(毎度すみません)、もしまだヘチマの帯枕を使ったことがない方がいたら、ぜひ一度試してみて~とおすすめしちゃいます!

リサイクル着物について考えた。の巻

星わにこ
2018/03/14 00:00
 先週無事「きもチャリ」が終わりました。仲間とやっているチャリティ活動の中で、着物でチャリティを、と始まったイベントですが、たくさんのご寄付をいただいて、もう6年近く続けています。  箪笥の肥やしになっている着物を寄付していただいて、それをお買い上げいただいて、公益財団法人みちのく未来基金という震災孤児の進学をサポートする団体に寄付しています。  こちらのコラムでご縁をいただいた方からもご寄付やお買い上げを頂いて、今年は3日間のイベント全体で50万円以上の寄付をすることができました。一方会場等の都合もあり、今後毎年の継続は厳しい状況ですが、できることを続けて行けたらと考えています。心を寄せて下さった皆様、本当にありがとうございました。  チャリティにやってくる着物たちは、ただの不要品だとは私には思えません。自分の着物でもう着ないからいらないというものもありますが、大体はおばあさま、お母様、ご縁のある方の着物を、ただ捨てたり売ったりすることができなくて、使って下さいとおっしゃるものが多いです。中には高価だっただろうな~とため息がでるようなものも。  仕分けや陳列を皆でやりながら「どういうものだろうね」と話す時間も楽しいです。畳む作業をしながら、着物や帯と心の中で話したり(危ない人)。またこの畳むという作業もいいのですよね。スタッフで入ってくれた友人が「こうやって手でなでて、畳むから、着物って愛着が湧くのかもね」と言っていましたが、本当にその通りだなと思います。  スタッフではわからないことも多いので、今回は「きものカード」というものを作り、だいたいのサイズやどういうものなのかを書ける方には記入していただいたのですが、皆さんがそれを大事にされていて、でも着られないからどこかで役にたってくれればという想いで寄付してくださったのだと伝わるものが多く、メッセージに感動するものも。  着物は、ただのモノではなく、なにか心を動かすものがあるようです。また、お母様の手刺繍や染め、おばあさまの編んだビーズ半衿などを寄付していただいた方もあり、気持ちが暖かくなりました。  そして不思議なのが、それぞれの着物に、それが似合う人が迎えにきてくれるということです。いくらフレキシブルに着られるといっても、着物にもサイズはありますし、リサイクルではなかなかピッタリのものを求めるのは難しいもの。だからこそ、あっ!とご縁を感じたものはお迎えしてしまうんですよね(笑)。  はんなりなもの、粋なもの、個性的な着物や帯など、それぞれ似合う人がお買い上げになっていきます。その様子はちょっと感動ものです。「この帯はどんな人が似合うんだろう?」と思っていたら「私はこれ」と持っていた方。「あ!帯が呼んだかも」と思うくらいイメージピッタリで思わず唸ってしまいました。  すごく個性的な色や柄の着物も、ちゃんと似合う人が現れる。着物の「引き寄せ力」を感じます。とはいえ、やはりどうしても3日間で全てを販売することはできません。  残った着物は、環境活動や被災地支援などを行っている「環境まちづくりNPOエコメッセ」さんに寄付させていただいています。こちらでは店舗で販売したり、着物フェアをしたり、着物としては着られないものは素材として活用してくださっています。(こちらの受付は随時です)  もちろん、着物は自分で新しいものをお誂えするのが最高ですが、リサイクル着物との出会いも捨てがたいものがあります。でもどうやって選んだらいいか、お手入れはどうしたらいいか、などなど不安もあるかと思います。  そんなときは「初めてのリサイクル着物 選び方&お手入れお直し」(髙橋和江著)をお勧めしちゃいます。マンガも交えつつ、わかりやすい構成になっています。マンガとイラストは私が担当させていただきました(宣伝か!)。著者はきものをたのしくやさしくおもしろく、のたかはしきもの工房の女将です。お手入れや畳み方のハウツーもあって、QRコードを読むと動画も見られるんですよ。名古屋帯の畳み方など、本当に便利です。  なんか最後の方は宣伝になっちゃいましたけれども(笑)、着物は中古だからいらない、とばっさりできない何かがありますよね。またリーズナブルに手に入るのも魅力です。洋服などにリメイクするのもいいのですが、着物好きとしては、着物はなるべく着物として着てほしいな~と勝手な願いを持っています。  それにはやっぱりもっと、着られる人を増やさないとですよね。着付はハードルが高いと思われがちですが、そんなこともないんです。まずは和洋ミックスでもいいし、自己流でもいいので、身につけてくれる人が増えたらいいなあ~。羽織なんか、カーディガンがわりに着るとなかなかいいですよ。正絹のものは着心地もあったかさも最高です。  箪笥から飛び出して、次の持ち主のところにお嫁にいく着物たちを見ながら、いろいろと想いをめぐらせた3日間でした。

青空を映す生藍染め、今年もやったよ☆の巻

星わにこ
2017/08/16 00:00
生藍染めのことを知ったのは、今から5年ほど前のこと。ZEROキッズ主催の染めのワークショップで、藍染めを教えて下さった先生が、美しい空の色のTシャツを着ていらして。いままで見たことのないフレッシュな水色で、伺うと、生藍で染めたものだとか。  普通の藍染めの、瓶覗(かめのぞき)や浅葱、縹(はなだ)など、キリっとした引き締まった色とはちょっと違う、自由で浮き立つようなその水色が忘れられませんでした。  先生から藍の種をわけてもらい、友達と二人で育ててみましたが、私はプランターですっかり枯らしてしまい(‥‥‥)、昭和な家の相方のみずほちゃんがご両親の畑の片隅で育てたもので、キレイに染まった!と報告をくれました。ついでに、その藍の葉を冷凍したものを分けてくれたのですが、染まったけれど緑が強く「白緑」というような色に染まり。それはそれで綺麗な色だったのですが、次の年にまたチャレンジ。  絽の帯揚げを染めて大満足でした。そのときの様子はこちら  それから毎年、仕事場の昭和な家でみずほちゃんちの藍で生藍染めをさせてもらっています。とにかく藍の鮮度が大切!ということで、土付きでもってきたりいろいろ試行錯誤を重ねましたが、刈り取って持って来ても大丈夫ということで、今年は刈り取った藍をもってきて、みんなで葉っぱをプチプチちぎりました。根っこがないと、運搬も処理もかなり楽に。  藍の葉さえあれば、染めるのはかなり簡単です。  藍の葉を揉んで色を出すやり方もありますが、昭和な家レシピはこんなかんじ。 1)藍の葉っぱを茎からちぎって、洗っておく 2)ミキサーにかける(葉っぱ50gに対し水500ccくらいで帯揚やスカーフ1~2枚分。量は結構適当でも大丈夫) 3)ネットなどで葉っぱのカスを漉す 4)できた染液に絹を入れ、10~15分ゆすりながら染液を浸透させる 5)よく水洗いして、干す 以上です。絹と書いたのは、綿や麻も一応染まるのですがあまり綺麗には染まらず、洗うとどんどん落ちてしまうため。やはり絹が一番綺麗な空の色になり、定着するからです。 写真:渡部瑞穂(昭和な家)  輪ゴムや紐などで絞ったりすれば、その部分が白く染まらず抜けるので、模様もつけられます。  絹の布を緑の液にひたすと、最初はもちろん緑になりますが、浸しているうちに青緑になり、水で洗って空気に触れると、鮮やかなブルーになります。この色の変化の美しいこと! そして乾くとなんともフレッシュな空色になるのです。なんといったらいいのか、この美しい空色は生藍染め独特のもののように思います。絹の光沢とあわさって、日にかざすとため息が漏れるほど。  今年は生憎の雨で、外に干すことはできませんでしたが、それでもこの美しい空色。伝わりますでしょうか。    藍の茎は、煮出して染めて鉄媒染すると、グレーに染まります。残った葉を乾燥させるとまたこれは別な方法で染めに使う事ができます。染め実験大好きなみずほちゃんがいろいろ準備してくれるので、私はやらせてもらうばっかりなのですが、だいたい草木染めは、煮出したり、触媒を用意したりと温度管理やらなにやら手間がかかるものです。  が、この生藍染めは、新鮮な葉っぱと水さえあれば、かなり手間無しで本当に美しい色に染まるのでびっくりしますよ。藍の種は少し入手しにくいものですが、もし手に入るチャンスがありましたらぜひ! そのフレッシュな水色に感動すること間違いなしです。

保冷剤を入れる!ヘチマの帯枕を手作り☆の巻

星わにこ
2017/07/19 00:00
 もう気分はすっかり夏。着物を着るときは少しでも涼しく着たい!というのが切実な願いです。  夏の涼しい素材で頭にうかぶのは「麻」「ヘチマ」などの自然素材。麻は着物、襦袢、肌着……と着るものに。ヘチマは帯枕や帯板、補整パッドなどの小物に使われます。代表的なのは「ヘチマの帯枕」でしょうか。  市販のものを持っていますが、軽くて通気性がよいため涼しく、つけていてラクに感じます。つぶれやすいので、お太鼓はあまりボリュームが出ませんが夏はなんでもコンパクトなほうが、涼しく感じる気がします。  仕事場の「昭和な家」で、たくさんの乾燥ヘチマをいただいたので、みんなで集まってヘチマの帯枕作りにトライしてみることになりました。  すでに自作経験者のキモトモが、ヘチマの帯枕に保冷剤を仕込んだものを見せてくれたのですが、たしかに、帯枕のまわりがひんやり!!!  つけているご本人は「涼しいような‥‥そうでもないような‥‥」という感想でしたが、帯に手をかざすとあきらかに温度が低い。これはかなりの効果がありそうです。  さっそく、保冷剤を仕込む形で作ってみることにしました。  いただいたのは皮のまま丸ごと乾燥させたヘチマ。カラカラに乾いた状態で茶色い皮をパリパリと剥いてしまいます。手で簡単に剥けます。そのとき、中からタネがぼろぼろとこぼれでてくるので、それも出してしまいます。  皮が剥けると見たことのある黄色い繊維のかたまり、いわゆる「ヘチマのたわし」状態のものが出てきます。なんかすごく嬉しい(笑)  水で皮やタネのカスを洗い流します。あまりモミモミしてしまうと、やわらかくなりすぎて、帯枕の固さが出なくなってしまうようなのでご注意を。  洗ったヘチマを、塗れて柔らかい状態で帯枕にしたい長さに切り、はさみで切り開いて中の固い芯を切りとります。  あとは、一枚もしくは二枚組み合わせて好きな大きさにして糸で縫い止めたり、凧糸で縛るなどして乾燥させて帯枕の紐に入れればできあがり。  今回は、くるっと巻いてポケット状に中に詰め物ができるようにして糸で縫い止めて、帯枕のかたちにしてみました。私は今回、普通の木綿糸でざくざく縫って止めてしまいました。  あとは乾燥したらガーゼで包んだり、帯枕ひもに入れればヘチマ帯枕の完成です。  帯枕のポケットの中に凍らせた保冷剤を入れれば、保冷剤が冷たい間は保冷効果があるはず!!保冷剤から出る水滴はよっぽどヘチマが吸ってくれそうですが、心配な方は布などにくるんでから入れるほうがよいかも。  たくさんヘチマがあったので、みんな思い思いの形の帯枕を作っていました。帯枕の形も大きさも、結構好みがあるんですよね~。  1つ、巨大なヘチマがあったので、開いて押し花のようにまな板でおもりをのせて板状にしてみました。帯板とか補整とか、なにか使えるかも! 次の課題です。  どーんとたくさん乾燥ヘチマをいただいたときは「どーすればいいの、これ」と思いましたが(失礼)、みんなでワイワイと帯枕作りをしてとっても楽しい時間を過ごしました。ざぶざぶ水洗いするので、夏に楽しい作業かも!  洗いすぎてフニャフニャになったヘチマ(失敗作)はボディたわしとして、浴室で活躍しています。  さて肝心の保冷剤入りのヘチマ帯枕の効果は!? 次週報告させていただきますね!  市販のヘチマたわしを分解しても簡単に手作りできますので、この夏、一緒に実験してみませんか!?(実験かよ)   完成品も売っているのに、そして持っているのに、なんだかんだと手作りしちゃいたくなるのはなぜでしょう。キモノ好きって、面白いですね。

ハンドメイド好き必見!らくちん帆布バッグを自分仕様にカスタマイズしてみようの巻

星わにこ
2014/03/26 00:00
一気に暖かくなってきて、さくらのつぼみも膨らんできましたね!  ほんのりピンクの蕾を見ると、ワクワクします。 家の近くの小学校の横の桜が本当に綺麗で、子どもが生まれてから毎年そこで写真を撮っています。毎年毎年、春になると、いろんなものが動き始め、新しく替わり、嬉しさと同時に寂しさもわっと湧き出します。 あと何回桜の花を眺められるかな、なんてことも考える年齢になってきました。大好きな花です。  桜は、日本人にとっては特別な花なのかもしれませんね。  さて、なんだか手作りネタが続いていますが、いろんなものを見ると、これ、自分で作れないかしら‥‥とか、ちょっと手を加えられないかしら‥‥とか思ってしまう病のわにこ。 そんなわにこのハンドメイド魂に火をつけたのが、いち利モールさんの「らくちん帆布バッグ」。 http://ichiri-mall.jp/lp/kitukebag/  いち利の着付け教室の生徒さんで、洋服のパタンナーをされている方が考案されたものです。  だってコレ、まさにキャンパス! 好きなようにして??と私に語りかけてきました(妄想)。 さっそく入手して、いろいろ考え……リキテックスで絵を描くのもいいけど、それはいつでもできるので(笑)今回は、ちょっと違うことをやってみたいと思い立ちました。 本体のほうは、畳んで収納できるのがミソなので、畳む時に邪魔にならない方法で、可愛くならないものかな?。。。 そうだ!! フエルト刺繍はどうだろう?  ということで早速キモトモでもあります、フエルト作家のナガヌマミワコ先生のところに教えを乞いにいってまいりました。 ★用意するもの→羊毛、フエルティングニードル、大きめのスポンジ、あれば指カバー(針が指に刺さらないよう) 最近は、100円ショップでもフエルト用のニードルが売っているようです。 「おもむくままに好きなように刺せばいいのよ?」という先生のおおらかな指導に従い(笑) 型紙なども作らず下絵も描かず、いきなり刺し始めるわにこ(乱暴)。  まず、刺す部分の下にスポンジを置いて台にします。 そこに羊毛をすこしづつ手に取ってくるくるっとまとめ、好きな形に整えて、布に刺していきます。 帆布バッグは少し厚手なので、高速でブスブス刺すと針が折れてしまうこともあるので、優しく、でもしっかりと刺します。ポケット布などと二重になっているところは刺繍できないので、帆布が1枚だけのところに刺繍をします。 プスプスと針を刺す感覚が面白く、無心になれて楽しい!!  羊毛の上から針を刺すだけで、羊毛が帆布にからんでくっつくのです。色も混ぜたり、自由自在です。  刺したモチーフがバッグにくっついて離れなければそれでOK。 あまり分厚くすると剥がれやすいので注意です。刺し終わったら、帆布の裏側の、フエルトが少し見えているところに、薄めた手芸用ボンドをつけて乾かすと、よりはがれにくくなります。  桜の花をモチーフにちくちく刺して、刺して‥‥。 フエルトのふわふわでほっこり気分\(^O^)/  ピンクで気分がほんわかです。へたっぴながらも、1時間足らずで、こんな風になりました。 桜の濃いピンクの部分は、あとから足したものです。 モチーフの大きさや形も、かなり自由がききそうです。 もちろん、折り畳んでも大丈夫なので、中の大きな本体にも、いずれ刺す予定‥‥ ですが桜が散る前になんとかしたい(汗) ワニと桜を刺したいな‥‥なんて妄想ばかり広がっております。 出来上がったらまたお披露目させてくださいね(^^) 肝心のらくちん帆布バッグの使い心地ですが、まさにこういうのが欲しかった!  という普段使いにウレシイバッグ。 なにしろ軽いのがいい!  肩にもかけられるので持ち運びもいい感じです。 私は、着物や帯は風呂敷につつんでからバッグインしていますが、上から布がかけられて中身が見えにくいのも嬉しい工夫ですよね?。 リキテックスでペイント、ビーズ刺繍やスワロでデコでキラキラもいい! 腕に覚えのある人は、本格的に染色してもいいかもしれません。 とにかく、ハンドメイド魂の持ち主なら、燃え上がらずにはいられないこのらくちん帆布バッグ。 使い勝手もよいし、なにしろお値段がお手頃です(これも重要(^^;)。 ぜひカスタマイズして、自分だけのバッグを作って下さい!  デコバッグ部に入りませんか? (なにその部) 作品、見せていただけたら嬉しいです?。  わたしも、頑張ります\(^O^)/ 今回フエルト刺繍を教えてくださった ナガヌマミワコ先生のサイトはこちらです。 http://woolhandwork.com/ ============★============★============★ いち利モール決算セール開催中! 増税前にお買い忘れありませんか? http://www.ichiri-mall.jp/ ★ほし わにこさんご紹介の着付け教室の生徒さんの声からうまれた 帆布バッグもセール価格になっています (好評につき色はホワイトのみとなりました) http://ichiri-mall.jp/

母の黒羽織をリメイクしてみましたの巻

星わにこ
2014/03/04 00:00
先週末は無事「染の小道」が終了。わにのれんも無事納品でき、土日は生憎の天候ながらお散歩イベントではご参加の皆様と楽しい時間を過ごすことができました。ありがとうございました!!!  ただいま、軽い燃え尽き症候群のようになっているわにこです(笑)  さて、3月に入りあちこちで卒業式の話題が出ていますね。私の子どものころ、昭和の時代は和装で式に参加する保護者も多く、黒い羽織姿のお母さん方の姿が印象に残っています。私の母も黒羽織で参列していました。少し丈が短めのその羽織姿を懐かしく思い出します。  この黒羽織、別名「ボロかくし」と言ったんだよと母は笑っていましたが、一つ紋付の黒羽織を着ることで小紋などでも略礼装となり、昭和30~50年代にブームになったものだそう。確かに、着物ばかりか帯結びのボロも隠せちゃいそうで、魅力的なアイテムです(笑)  子どもが生まれて譲ってもらいましたが、なにせ身長が18センチも違う母と私。でも、母の黒羽織は黒い着物だったものを羽織に仕立て直して紋を入れたものだそうで、かなり返しが長かったのです。  もともと着物だったものなら、長羽織に仕立て直せるかも?と悉皆屋さんで相談してみると長さは十分だが、裄を出すのに反物の幅が足りない。そこで、ちりめんの似た生地の黒羽織をリサイクルショップで探して、足し布にすることに。  反物の幅は昔のものは狭いですから、どうしても裄が出せないものが多いです。 話はずれますが、NHKの朝ドラ「ごちそうさん」の主役のお二人は背が高くて裄も長いため、同じ反物を2反使って継いで着物を仕立ててあるそうです。機会があったら、め以子はんの袖の肩のあたりを凝視してみてください。肩にもう1本縫い目が見えることがあります。  それと同じように、袖の布を肩のところで足してもらいました。元々、ストライプ状に織の柄が違っている生地でしたので、肩のところで布をはいでも、まったく気にならない仕上がりになりました。 羽裏は取り替えることにしたのですが、お値段と折り合いがつく範囲ではあまり気に入ったものがなかったので悩んでいると、襦袢地で代用することもできると聞き、子どもの厄よけと七転び八起きの縁起を願って地紋がウロコになっているダルマさんの柄の襦袢地を半分使ってもらうことにしました。 お店では「え~切るの~??もったいないからこれ普通に襦袢にしなよ~」と言われちゃいましたが(笑)、残りの布はうそつきの替え袖にするつもりでとってあります。シルクの布、ということでスカーフなどで作られる方もいるとか。  そんなこんなで出来上がった黒羽織は、無事に子どもの小学校入学式に間にあい、夫の母から譲ってもらった羽織紐をつけて式に出席することができました。遠く離れて暮らしているけど、おばあちゃんたちと一緒にお祝いすることができたようで、ちょっと嬉しかったです。 しかし、この入学式、なんと着物の保護者は私一人だったという衝撃の事実が!! でも着物で出席したおかげで、「本当は私も着たかったんだけどどうしたらいい?」とママ友に声をかけてもらっって、次の春、そのママ友のお子さんの卒業式・入学式の着付けを手伝ったりもしました。卒業式のときは、1人じゃなさそうで、ちょっとホっとしています(^^)  古い生地独特の、とろんとしたやわらかい生地のこの羽織は、着ているとなんだか守ってもらっているような気持ちになります。銀糸で紋が入っていますが、ちょっとしたおでかけにも着ることがあります。大好きな1枚になりました。  子どもの学校行事に黒羽織は「古くさい」という人もいるけれど、黒いスーツ姿の保護者の中でも浮きにくく、結構いいんじゃないかと私は思っています。その学校や地域によって違いますから、一概には言えませんが、まだまだ寒い早春の体育館などでの行事に羽織りものはありがたいです。  お子さんが卒業式のお母様がいらしたら、ぜひ着物でいらしてほしいと思います。お子さんの記憶にも、お母様の着物姿が残ると思いますよ。そして、防寒対策も忘れずに(笑)。春はお別れの季節、そして出会いの季節ですね。すてきな春をお迎えください。 オマケ:染の小道初日に、母の羽織でウナギイヌコーデ(笑)赤が足りなかった(反省)赤塚不二夫プロ前にて。手をつないで写真を撮ってくれたウナギイヌさんありがとう!  ---------------------------------------------- ほしわにこの個展『キモネコワニ展』をGallery&Cafe Warehouse Garden (http://i29352.wix.com/whgdn/)にて開催中です。 いち利モール「オトナの着物生活」で掲載されたイラストも展示しています♪ 3月6日まで。http://www.facebook.com/hoshiwaniko 3月7日からは同ギャラリーで女性クリエイターによるチャリティアートマーケットが開催されます(^^) http://f-ren.com/ わにこもうちわ絵描きに参ります。 ======★======★======★======★

紅花染め体験とシュシュと風呂敷で浴衣に似合う手提げポーチを作りました!

星わにこ
2013/08/07 00:00
着物大好きコミックエッセイスト ほし わにこ連載コラム「オトナの着物生活」 ★紅花染め体験とシュシュと風呂敷で浴衣に似合う手提げポーチを作りました! 先日子どものお供で「紅花染め」のワークショップに参加してきました。講師は「ふろしき王子」ことよこやまいさおさん。 まずは、「紅花染め」の体験です! 子どもたちが、乾燥した紅花の花びらを水の中で揉むと、最初は黄色い色が出てきます。黄色い水を捨てて、水を含んだ花びらを揉みながら洗い、熱した重曹(ソーダ灰)を溶かした水につけて紅の染液を抽出。 その染液に布を浸してかきまぜながら、クエン酸を入れて中和していくと、シュワシュワと泡が立って、液がキレイなピンク色に変化していきます。こんなにキレイな色になるの? と驚くほどの鮮やかさ。  布に十分染液が行き渡ったら、塩素を抜いた水で洗って完成!  とってもキレイなピンクの風呂敷ができあがりました\(^O^)/ 紅花は染料としてだけでなく、昔の女性のお化粧にも使われていました。 「京紅」は、上質のものは『金一匁(もんめ)紅一匁』ともいわれるほど高価なものでした。力がはいりすぎずにそっと塗れるので薬指に紅をとって唇につけます。だから、薬指は「紅差し指」とも呼ばれるそう。指に残ったら、頬につけると頬紅代わりに。 実際につけさせていただいたのですが、とっても可愛い色でした。新鮮な血の色と同じなので、とても肌なじみがよいのだとか。 染め上がった風呂敷を満足そうに持つ息子の横で、 いつか紅花染めの着物がほしいな~と、夢膨らませるわにこでした。 さてこの日驚いたのは、講師のよこやまさんが30キロ近い荷物を風呂敷だけで持って現れたこと。考えてみたら昔はみんな重いものは風呂敷に包んで背負って運んだんですよね。荷物と体のバランスをとれば、大きな負担にならずに運べるんだそうです。同じものをバッグで持とうとおもったら絶対無理。風呂敷ってすごい! 染めの講座の合間に、そんな風呂敷の活用法も教えていただきました。2回結ぶだけで出来る、簡単なきんちゃくの作り方を教わりましたよ。 子どもたちも、風呂敷で作るおなかポケットや忍者の手甲を教えてもらって、大喜び。息子は早速手甲をマスターして、ずっと手につけていました(笑)。「真結び」で結ぶとほどけにくいそうです。 やってみると……どこかで結んだやり方です。そう、羽織紐と同じ結び方でした(^^)。荷物の包み方などには決まりはないし、どんな風にやってもいいので、どんどんいろんなものを包んで試してみてください!とよこやまさん。 <簡単なポーチの作り方を教わりましたので紹介します> 風呂敷を結ぶだけでもできますが、シュシュと合わせ技だと、可愛い手提げができます。中身は結構大容量! たくさん入ります。浴衣に似合う手提げポーチが簡単に作れますよ! 50センチ角の小風呂敷が扱いやすいそうですが、お気に入りの布で作ってもいいですよね。 そして風呂敷も、着物も、手ぬぐいも、使った後は平にたたんでかさばらずにしまっておけるのがいいところ。日本人の知恵ですよね。  もっと風呂敷を使ってみよう!と思った一日でした。