2021/11/25

目次

• “青”が持つ心理的効果と意味
• 美術館めぐりにおススメの“青”着物・小物
• お稽古事におススメの“青”着物・小物
• “青”コーディネート3つのポイント
• さいごに

暑かった夏から一変、ガラリと季節が変わり、秋がやってきました。
今年は夏の余韻に浸ることなく、一気に気温が下がってしまったので、なんだか忘れ物をしてきてしまったような寂しさを感じている今日この頃です。
さて、秋と言えば皆さん何を想像しますか？
「芸術の秋」「食欲の秋」「スポーツの秋」「読書の秋」 秋は比較的、晴天の日が多く空気がさわやかで過ごしやすい気候です。
そんな秋の休日におすすめは、着物を着て出かける美術館めぐりです。
美術館の静寂の中で、芸術に触れて日頃の喧騒を忘れてみる。 そんな日が１日あると終わりの見えないコロナのストレスから心も解放されるはず。
そして美術館の非日常の空間に和装が映えることは間違いありません。
心も弾みますし、着物姿の佇まいが、美術館に調和して作品にさらに彩りを加えてくれることでしょう。

さて今回は、「日常のお出かけ着物コーディネート～青の着物・小物～」にフォーカスして初心者さんでもわかりやすい着物コーディネートをお届けしていきます！

“青”が持つ心理的効果と意味

青が人に与える心理的効果は、「集中力を高める」「食欲をコントロールできる」「興奮を抑え気持ちを落ち着かせる」「睡眠を促進させる」が挙げられます。
青といえば真っ先に空や海といった広大な自然を連想する方が多いのではないでしょうか？
生命の源の海や体に不可欠な水の色でもある青は、私たちの気持ちを落ち着かせて、リラックスさせる効果があります。
実際に青を見ると心拍数が下がるというデータもあるようです。

ではファッションでの青の効果はどうでしょうか？
アメリカの元大統領オバマ氏は、大切な国際会議や記者会見で青のネクタイを着用していた話は有名です。オバマ氏は色が人に与える心理的効果を上手く取り入れていました。

青は誠実を表す色で相手を安心させ信頼を得る効果があります。
この事例のように、青の持つ色の魅力を活かして、効果的に青色を取り入れてみてはいかがでしょうか？
次の項でシチュエーション毎のコーディネートのポイントを解説していきますね。