2016年1月掲載

謹賀新年!お正月を満喫する女将の晴れやかコーデ術☆


皆様、あけましておめでとうございます。
お正月はいかがお過ごしですか。ご家族とのんびり、お友達と初詣、ご旅行中の方もいらっしゃるでしょうか。

最近は、「お正月=晴れ着」ということも少なくなりましたが、私が子供のころは、新しい着物を誂えてお正月を迎えるというのが女性の憧れでした。
年末には美容院は満員。元旦は皆きれいに日本髪を結って新しい着物をまとい、初詣に行くのです。

子供たちはお下がりの仕立て直しだったりしましたが、それでも嬉しくて、霜でぬかるんだ道で汚さないように、父におぶってもらったことを思い出します。

新調でなくても、着物を着ているだけであらたまった感じに見える現代ではありますが、せっかくですからいつもとは違う、お正月ならではの装いでお出かけなさいませんか?

お正月のお出かけといえば、初詣、新年会、お友達とのお食事…歌舞伎見物もいいですね。
「訪問着を着る機会が無いわ」とよく伺いますが、ご自分で「訪問着の出番を作ってあげる」のも大切なこと。お正月は、まさにうってつけの機会です。

新春大歌舞伎には、訪問着や附下に袋帯でおめかししたお客様がたくさん。
クラシックバレエやコンサートでも、最近はお着物姿の方をよくお見かけするようになりました。
お友達と、普段は行かないようないいレストランに、うんとお洒落していくのもいいですね。
「もったいない」なんておっしゃらないで「晴れ着」のお洒落を楽しみましょう。だっておめでたい新年なのですもの!

もう少し気軽な感じでしたら、華やかな小紋もいいですね。やはり紬よりも、はんなりした染めの着物が気分です。
もしもご一緒の方のお召し物がどんな感じかわからなくて不安なとき、昔は「紋無しの色無地」が一番無難と言われましたが、最近ですと「御召」が最適なように思います。
無地感で個性的すぎない色柄の御召に、金ぴかではない袋帯で同色系のコーディネートに。
ご一緒の方が訪問着でも紬でも違和感なく溶け込めて、出しゃばらず上品に見えますよ。

ただし!シンプルな装いほどセンスが問われてしまうのは、着物もお洋服も同じです。
ポイントは小物選び。着物か帯の柄から1色をとって、色数を増やさずにまとめましょう。
ドレッシーにしたいときはやわらかい色で。カジュアルにしたいときは帯〆か帯揚どちらかにビビッドな差し色を使います。

色数を増やさないといっても、帯〆帯揚を同色セットで揃えてしまうと一気に昭和のお運びさんの雰囲気に…。
色合わせに自信のない方は、同色の濃淡でもよいのです。ぐっと「今風コーデ」になりますよ。

長襦袢は、ドレッシーな装いのときはあくまで添え物です。まっ白は避けて、ごく淡い色のものを選びます。
足袋は白足袋であらたまった感じに。
半衿は刺繍などもよいですが、あまり柄柄した遊びの強いものですと、せっかくのよそゆきも普段着に見えてしまいます。

コーディネートが出来上がったら、ぜひ写真を撮っておきましょう。次の年にまったく同じコーディネートをしてしまった経験から、私は必ず写メを残しています。小物ひとつ替えるだけでも印象は違うものです。

ちなみに、私はお正月の羽織姿がとても好きです。なんだかゆったりと豊かな感じで、古きよき日本のお正月という感じがしませんか?

さあ、今日からお正月。ぜひ着物姿で街に出て「2016年の着物はじめ」を楽しんでくださいませ。

※女将への質問、感想大募集!※

いつもご愛読いただき、ありがとうございます。ご感想やご意見、女将にこんなことを聞いてみたい!などなど、こちら(info@ichiri.ne.jp)までメールにてお寄せくださいませ。もしかしたら、次回のコラムのテーマにさせていただくかも!?お便り、お待ちしております。

※メールにはタイトルに「女将きもの知恵袋宛」と明記ください。いただいたお便りは全て女将が拝見いたしますが、お一人お一人へのご返信はご容赦くださいませ。このコーナーの中で、できるだけご紹介させていただきますので、どうぞよろしくお願い致します。

チェックした商品でWeb試着する