2015年5月掲載

女将直伝!究極の汗ジミ対策とは…!?


GW、皆様いかがお過ごしですか?
雨ばかりだった今年の春ですが、だいぶ気温も上がってきました。
暦の上では5月6日は「立夏」。この日を境に季節は「夏」になります。
確かにGWが明けるとぐっと夏めいてきますね。

最近は衣替えの時期も、温暖化に伴ってだいぶ緩やかになってきました。
皆様はいつごろ袷から単衣に衣替えされますか?
私は、3〜4年前まで自分ルールとして「GW明けから単衣OK」と決めていました。でも最近は、4月でも20度をこえたら単衣を着ることがあります。

暑いからという以上に、着物に汗ジミを付けたくないんです。汗ジミは落ちにくいし、お手入れ代もお安くありませんしね。
かくいう私ですが、実は着物を汗ジミ落としや汗抜きに出したことがありません。シミになる程着物に汗を付けたことがないのです。

「着物に汗を付けない」その極意は…

真夏でも肌着をきちっと着ること!


まず、吸湿・ドライ効果のあるフレンチ袖の肌着でワキ汗防止!その上に肌着を着て、さらに長襦袢に腕が直接触れないよう、肌着に袖丈長めのレース袖を付けます。
最近はたかはしきもの工房さんの汗取り肌着「麻子」がお気に入りです。麻綿が入っていて汗をしっかり吸収してくれる上、着心地もとても涼しいんですよ。

そんなに着込んで暑そう!と思われますか?
けれど、私は着物よりTシャツの方が暑いように思います。肌の上に汗が流れる感覚を「暑い」と感じるのですよね。
肌着が汗をしっかり吸収してくれることで、「汗ダラダラ」という気持ち悪さはありません。それに、袖や身八つ口からすーっと風が抜ける清涼感は、着物でないと味わえないものです。

長襦袢は早い時期から麻を着ます。ただ、真っ白ではいかにも夏物という感じですから、染めたものを愛用しています。
他にも、最近は涼しくて洗える長襦袢地が色々登場していますね。
同じ素材でもメーカーによって着心地が違ったり、人それぞれ体感温度も異なるもの。ちょっと大変ですが、実際に着てみて自分に合うものを探すのが一番です。


結婚式などのフォーマルな場や、お稽古事で先生や皆様に合わせるときなど、やはり5月31日まで袷でということはあります。
でも、それ以外のほとんどの場合は、6月を待たずにどんどん単衣を着てもいいんじゃないでしょうか。

衣替えの決まりを守ることも大切ですけれど、それ以上に周りの方に「暑そう」「大変そう」という気遣いをさせないのが、大人のマナーだと思うのです。

一人だけ仰々しくならないように。
「着物って大変よね」と思われないように。
ある程度手を抜いて身軽に。
明るくさわやかな色柄で涼しげに。

「単衣でよかったかしら…」なんて不安がらずに堂々と、初夏ならではのお洒落を楽しんでくださいね。

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